鯵骨騒動顛末




朝起きてきた夫が、例の骨が喉に刺さったまま、まだ取れないと、浮かぬ顔で言う。
一昨日の昼食はアジの開きだった。

我が家の昼食はいたって簡単。たいていはご飯に味噌汁のほか、あるもので済ませるのだが、
魚の干物は焼くだけの手間いらずなのでよく登場する。
毎度のことながらよく噛まずに飲みこむ癖のある夫は、アジの骨を、それと感知する前に飲みこんだとみえる。
アジの骨とはこれまた厄介な。アジは曲者である。
一見細く御しやすしと見えて、これがなかなか侮れない。
さかなの骨が喉に刺さった時の常套手段、「ご飯丸呑み」の業を何回も繰り出してみたものの功を奏せず、
「そのうち何とか・・・・」という楽観的な憶測で一昼夜が過ぎた昨日の朝、件の言となった。
聞けば夜中、痛みで目が覚めたまま眠れなかったそうな。




画像





実は夫とアジの骨、両者の間には10年来の因縁がある。
10年ほど前、夫は今回と同じく喉に刺さったアジの骨に激しく攻撃され、耳鼻科で処置してもらった経緯があるのだ。
しつこいようだが、アジの骨はしぶとい。アジの骨は手強い。
かくなる上は専門家に任せるべく、私の運転で病院に出向くこととなった。行き先は地元の総合病院。
首尾よく処置が済んだあとは、最寄りの店で昼食を済ませて帰ろうという算段である。
彼を病院に降ろし、私はそのまま近くの図書館へ直行した。
ここなら、長時間待たされても大丈夫。診察が終わった時点で携帯に連絡が入る段取りだ。
しかし、である。
待てど暮らせど(図書館で暮らせたらそれはそれで好ましい日々であろうが)連絡はない。
2時間も経った頃、やっとメールが入る。
「今、待合室。まだ時間がかかりそうだからいったん家に帰って出直そうか。」 
弱気なメールだ。今ここで帰ったら、2時間待った甲斐がないではないか。
叱咤激励のメールを送る。観念したか、返事はない。
さらに待つこと1時間近く、やっと迎えを頼む旨のメールが来た。


つづく・・・


鯵骨騒動顛末 完結編 → http://folli-2.at.webry.info/201510/article_7.html





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この記事へのコメント

ANNA
2015年10月28日 07:33
aostaさん、おはようございます。

アジの骨が、喉に刺さったこと、私もあります~
もう痛くて痛くて耐えられずに、すぐ耳鼻科へ。
お医者さんに取って頂きましたよ。
Papalin
2015年10月28日 07:56
> 2時間も経った頃、やっとメールが入る。
> 「今、待合室。まだ時間がかかりそうだから
>       いったん家に帰って出直そうか。」

私からのメールは…
「まだ私の前に4、5人います。どうする、一旦帰ってもいいよ。」

あなたに帰ってもいいよと伝えたかったのですが、
文章って主語や目的語がないと、勘違いしやすいですね。

反省
2015年10月28日 11:29
あら~・・・それはご主人、大変な目に遭われましたね。アジの骨、そう、侮れないですよね。私は子供の頃から魚の骨はばりばりと噛み砕いて飲んじゃうので、骨が刺さって・・って言う経験はないのですが、ホントに痛そう・・ 今でも多少の骨は噛み砕いちゃうので、きっと自分の骨や歯は丈夫じゃないかと。 お大事になさってくださいね。ご飯丸のみ・・・子供の頃祖母がよく言ってたのを思い出しました。
HT
2015年10月28日 16:27
こんにちは。
私もあまり噛まないでほとんど丸飲み状態で食べていますが、骨が刺さったという経験は子供の頃に1階あっただけです。旦那様大変なことになってしまっているのですねぇ。今でもあの時の事は覚えていますが、凄い痛みですよね。病院でどう云う処置をされるのかわかりませんが、昼食どころではなくなってしまっていますね。続きを待っています。
さえ
2015年10月28日 19:21
パパリエちゃんのコメントにわらったは⁉でも、まだ10人以上いるときにそのメールくれ❗
katananke05
2015年10月28日 22:39
P氏は 優しいいたわりの気持の メールだったのですね~
いやはや 日本語は 主語を抜かす事多しで
誤解も多し、、です~

魚の骨、、このごろはないけど
子供の時はよく ささったなあ~
ごはんの丸呑みか 翌日は のどがふやけて? 自然にとれてたけどね~
ルネ
2015年10月29日 00:24
まぁ大変!
私の友人は大晦日にキンキの骨が喉に刺さり、化膿して大騒動になりました。病院も休みでしたし。
もう一人、80代後半の知り合いはカレイの唐揚げの骨が刺さって入院するハメに。
ご飯の丸呑みは良くないそうですよ。
続きが気になります・・・
2015年10月29日 10:21
◇ANNAさん

まぁ!!
ANNAサンモアジの骨に苦しめられたご経験をおもちなんですね(^^ゞ
そしてやっぱり耳鼻科でにいかれたのですね。
喉に刺さった骨、私の場合はいつも知らないうちに取れてしまうので、そんなつもりでいたのです。でも、思い出してみれば、娘が子供の頃、ウナギの骨が喉に刺さりやっぱり耳鼻科で取ってもらったことがありました。あれは子供だったからではなく、大人でもよくあることなのだと、皆さんからいただいたコメントを読ませていただき、認識を改めました。さて、病院に行ったP氏、その後のお話は後編をお読みください(^^ゞ
2015年10月29日 10:32
◇Pさま

そうだったんですね!
私がしびれを切らしているのではないかという、思いやりのメールだったとは、申し訳ない。早とちりは私の専売特許のようなものなので、平に平にご容赦のほど(=゚ω゚)ノ

文章って不思議です。今回の顛末を書いている間も、いつの間にか「ものがたり」になっている。文章が先へ先へと勝手に走ってゆくのです。つまり、日常のことを書いていてもそこにフィクションが生まれるということかしら。
2015年10月29日 10:39
◇mintさん

>私は子供の頃から魚の骨はばりばりと噛み砕いて飲んじゃうので

それはすごい!
きっとmintさんは、とても良い歯でいらっしゃるに違いありません。
それと、しっかりと噛むことが習慣になっているんですね。歯が丈夫な人は健康だと聞いています。私の母が90を過ぎて今も元気な理由の一つに、良い歯をしているということもあるようです。
2015年10月29日 10:44
◇katanankeさん

>P氏は 優しいいたわりの気持のメールだったのですね~

本当にありがたいことです。それなのにわたしったら(/ω\)
だからと言って、いったん書いたものを訂正する気持ちはないという悪い性格のわたしなのでした。
子供の頃はイワシの丸干しとか、小骨が多いものをよく食べていた気がします。ご飯の丸呑み、小さいころはよくやってましたっけ。
2015年10月29日 10:49
◇HTさん

お返事の順番が前後してしまい、申し訳ございません。
HTさんの場合は、病院にいかなくても自然にとれたのですね。
Pの場合も、少し我慢すればそのうち取れると思っていたのですが、甘かったようです。
>病院でどう云う処置をされるのかわかりませんが

はい。これから後編に取り掛かります。乞うご期待(?)
2015年10月29日 10:54
◇さえさん

お返事の順序を間違えてしまいごめんなさい。

魚の骨を抜くのって、場所にもよるのでしょうが、結構難しいみたいです。
頂いたコメントを読ませていただいて、大勢の方が耳鼻科を受診されていることにびっくり。総合病院だと待たされることは予想がついていたのですが、最初に電話をした開業医の先生から、総合病院に行くよう勧められたのです。結果的にはそれで正解だったのですが、やっぱり待たされました。私、おなか空いちゃって・・・・
P氏の優しいメールを勘違いしたのも、そのせいだったのかもしれません(笑)
2015年10月29日 11:07
◇ルネさん(*^^)v

まあ、すっかり御無沙汰してしまいました。
コメントをいただいて嬉しいやら、申し訳ないやら・・・・本当にありがとうございます。
キンキの骨!いかにも痛そうです。
魚の骨が刺さって化膿したというお話は、場所が場所だけに怖いですね。しかもよりにもよって大晦日とは!カレイの唐揚げは美味しいけれど、確かにカレイの骨も手強そうです。これからお魚をいただくときは、よ~く注意することにいたします。

>ご飯の丸呑みは良くないそうですよ。

そうなんですってね。丸呑みすることでかえって骨が奥深く入って行ってしまうことがあるのだとか。生兵法は大怪我の基、餅は餅屋にお任せするのが一番のようです(*^^)v

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