逢魔が時の庭

焼けつくような日差しも、陽が傾くにつれて、つれさわさわと立つ風に鎮まっていく。 思えば庭を造り始めたばかりの頃、そう、もう20年ほど昔。 まだ若木だったスモークツリーやゴールデンアカシアが、 今では見上げるばかりの大木となって、日差しを遮るものもなかった庭に、涼やかな木陰を作っている。 かつて、オカトラノの花…
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アラバマ物語

1962年に制作されたアメリカ映画『アラバマ物語』。 Amazonはじめとして、古い作品をいつでも見ることができる。 なんとも便利でありがたい時代。 原題は”To Kill a Mockingbird” 舞台は人種差別が根強く残る1930年代のアメリカ南部の小さな町。 主役は冤罪容疑で逮捕された黒人青年の担当弁護士アテ…
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旅するアサギマダラ

連休初日から雨。 些細な用事で家を空ける必要のない一日。 ゆっくり本が読めると思うと、それだけで嬉しく満ち足りた気分。 と・・・ 視界の片隅に、何かがひらひらと動くものがある。 目を挙げて窓の外を見ると、透き通るような浅葱色と鮮やかな海老茶色をした美しい蝶が、今しも、咲き始めたばかりのブッドレアの花穂に止まろうとしていた。…
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雨の花

昨日、今日と二日続いて久しぶりの晴天。 長雨のあとで、湿度が肌にまつわりつくような陽気になった。 数日前までの肌寒さが嘘みたい。 (朝晩は冷え込むので、ストーブを片付けられないままでした・笑) 玄関前の寒河江。サガエと読みます。 新潟県は寒河江市で作り出されたことで寒河江。 ギボウシの中ではたぶん最大級の大きさ。 花も…
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須賀敦子の愛した香り

雨の音を聴きながら眠り、雨音の中で目覚める・・・ そんな日が何日も続いている。 雨に濡れた庭の緑は冴え冴えと美しいけれど、耳に目に届くニュースに心は鬱々として晴れない。 ふと思い出したのは、しばらく手にしていなかった香水。 ギ・ラロッシュの「フィジー」。 須賀敦子が愛した「フィジー」は、明るく瑞々しいグリーン・フローラ…
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雨の朝のバッハ BWV 1027-1029

叩きつけるような激しい雨音で目覚めた朝。 テレビをつけると、長野県にも大雨特別警報が発令されたとあった。 ゆるゆると高度を上げてゆく八ヶ岳山麓の自宅に、洪水の危険はないけれど、友人知人がみな山に住んでいるわけではない。 時に視界が真っ白に遮られるほどの勢いで降り続く雨。 軋みながら身をよじる雑木林。 ニュースでは、次々に九州地…
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リチャード3世の謎 / 薔薇戦争の終焉(2)

さて、前回のブログ「ロンドン塔の王子たち」で、幼いエドワード5世に代わって王位を継いだリチャード3世によって30年に亘ったランカスター家との争いはヨーク家の勝利で終わった。 しかしながら、幼い甥たちを亡き者にして手に入れた王位は長続きしなかった。僅か2年後の1485年、リチャード3世は、味方の裏切りによってボズワースの戦いに敗れ、凄惨…
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ポールズ・ヒマラヤン・ムスク

ひとつひとつは直径3㎝にも満たない小さな花が、房咲きになって咲くポールズ・ヒマラヤン・ムスク。 先日の大雨で、咲き始めたばかりの花もずいぶん散ったのではと心配したのですが、もともと多花性の薔薇。 気が付けば窓の外には、淡いピンク色と白のグラデーションが、まるで波のように揺れていました。 ガーデンシェッドに絡ませたポール…
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ロンドン塔の王子たち / 薔薇戦争の終焉(1)

さて、前回「ヨーク家の薔薇」について書いた勢いで薔薇戦争の終焉について。 ともにプランタジネット朝の国王エドワード3世(在位:1327年 - 1377年 )につながる一族であったヨーク家とランカスター家。 王位をめぐって両家の間で繰り広げられた、陰謀と裏切り、血で血を洗う争いも、やがて終わりを迎えた。 イングランドの王冠を…
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ヨーク家の白薔薇

歴史に知られた薔薇戦争(Wars of the Roses 1455~1485)は、元々は親戚同士のランカスター家とヨーク家が、イングランドの王位をめぐって30年もの長きに渡って繰り広げた骨肉の争い。 薔薇戦争と呼ばれる所以は、ランカスター家の記章が赤薔薇、対するヨーク家が記章を白薔薇としたことによる。 このヨーク家の白…
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今でも石が好き

もう20年近く前になるかしら。 当時まだ小学生だった子どもたちと、近くのショッピングモールに出かけた時のこと。 モンベルの店内で、壁に掛かっていた石の結晶標本を見つけました。 最初はディスプレイ用かと思ったのですが、聞いてみたら思いがけず、いいお値段。 今ではすっかり昔話となりましたが、私が小学生のころは石が大好き。 …
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空気が冷たく青いとき

揺蕩うようなまどろみの中で、小鳥の囀りを聞いたような気がした。 遠くで密やかに鐘が鳴っているようにも思えた。 早暁の薄闇の中で目を凝らし、耳を澄ませてしばし。 聞こえるともない鐘の響きは、微かな気配だけを残して遠くなっていったが、小鳥の囀りは、一羽また一羽と呼び交わしては賑やかになって そっとカーテンを開いてみれば、…
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世界の果ての時

「世界の果ての時」 時を測る 落下する砂粒で それとも 古びた時計が 密やかに刻む音で 測られた時たちどこへ行くのだろう 水のようにとめどなく 水のように流れて                   ポール・デルヴォー(Paul Delvaux 1897年 - 1994年)「街灯のある風景」 世界…
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Blanc Double de Coubert

フランス語で、ブラン・ドゥブル・ド・クベール 英語読みならブラン・ダブル・デ・クーベルトとなります。 1892年、フランスで作出されたハイブリッド・ルゴサ。 名前の通り、ハマナス系の薔薇です。 1890年代と言えば、フランスとドイツの二国間に暗雲が立ち込めていた時代。 かのドレフュス事件が起きたのも1984年。 …
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読む・聴く・見る ゴーリー的世界(電線の鳥 朗読とリコーダーの会第3回)

 松本はお城近く、住宅地のなか一方通行のひっそりとした道筋にある「books 電線の鳥」。 古い民家の一室(しかも和室!)を開放して、古書・新刊・を問わず、オーナーが気になる本を並べるその空間には、本好きに限らず不思議といろいろな人々が集まってくる。かく言う私もその一人だ。 今回のコンサートのために グラフィックデザイ…
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6月の花 / 日が照りながら雨の降る・・・

連日雨が続くなかで、草取りもままならぬ我が家の庭を彩る花たち。 気まぐれな晴れ間に咲いた、フウロ草。 黒フウロとも呼ばれるゲラニウム・ファエウムが交雑したとみられる名もない花。 手入れも行き届かない庭で、雨の雫と一緒に、ひっそりと風に揺れている。 うっすらとグレーがかった花色は、華やかさとは無縁だ。 …
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桜桃忌

先日改元なったばかりだと思っているうちに、早や6月。 愛人山崎富栄と玉川上水で無理心中した太宰の遺体が上がったのは、奇しくも太宰の誕生日6月19日。 享年38歳。あまりにも早すぎた死に、今更ながら絶句する思い。 のちに「桜桃忌」と名付けられたこの日は、太宰ファンにとって、心に刻まれる特別な日となった。 その大…
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Lady's finger (貴婦人の指)

Lady's fingerとは、すなわち "okra" . okra? そう、あのオクラのこと。 しかもオクラという名前は"okra"と表記される、れっきとした英語らしい。 その形状からLady's fingerとよばれることもあるという。 ちなみに、オクラが全国で知られるようになる前からオクラを食べていた地方…
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2018年度 諏訪二葉高校 ロビーコンサートのご案内

まずは、久しくブログの更新が滞り、ご心配をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。 久々のログイン・・・・・ はて?無事に記事がアップできるか心配しながらのキーイン(笑) 今回で、創立で111周年を迎えた母校 長野県諏訪二葉高等学校 第11回ロビーコンサートのお知らせです。 (1という数字が五つも続くの…
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Cafe Something tender サムシングテンダー

松本の縄手通り近く、カフェ、サムシングテンダーは小さなお店が並ぶ一角にあるお店。 シュークリームで有名なマサムラの向かい側。青いドアが目印です。 どこからともなく、鼻腔をくすぐるスパイシーなカレーの香り。 そうこのお店、カレーがおいしいことで有名なんですって。 たまたま座った席の横には本棚…
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おひさま色の春

ここ数日暖かい日が続き、春めく陽気に誘われるように、福寿草の花がほころび始めました。 つやつやと光沢のある金色は、春のお日様の色です。 例年に比べひと月近く早い開花! 毎春、庭と雑木林のほとんどボーダー近くで、雪の中から精いっぱい花芽を伸ばしていた我が家の福寿草。 その健気さに打たれ主…
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怖いおはなし 後日談

今回の朗読コンサートで読んだ半村良の「能登怪異譚」。 能登は作家の母方のルーツであり、彼自身も小学生の一時期を、疎開先として過ごした土地であるという。 その地方に言い伝えられた伝承を下敷きにしたものなのか、はたまた創作なのかはわからないが、 彼一流のひねりを効かせた語り口は、どれもみなざわざわと背筋が冷たくなるよう…
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ふたつの「なめとこ山」 鹿沼市と朝日村

記事のアップが前後してしまいましたが、1月28日に栃木県鹿沼市で今年最初の朗読コンサートを、 翌月2月18日には長野県の朝日村でを2回目を行いました。 朝日村の図書館スタッフの方が作って下さったフライヤー。ぼおっと煙るような山並と柿の色が本当に素敵 いずれも図書館から依頼のあった朗読コンサートです。…
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「ようこそ宮廷音楽会へ」 無事終わりました!

2年前のこの記事! 文章もチェックして画像も全部取り込んで、アップするばかりの記事だったのに、なぜか公開しないまま、今日まで埋もれていたことに、今さらながら気が付きました。 なんてお馬鹿さんな私(>_<) せっかくなので、一応アップすることにします。 まあ、記録という意味もありますしね。 それにしてもな…
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「サンロク奇譚 冬の陣」 朗読会のお知らせ

久々のブログ更新および朗読コンサートのお知らせです。 「サンロク奇譚 冬の陣」 2月22日 16時15分開演       会場 サンロクカフェ 茅野市玉川 11400-1410 ☎ 0266-75-5185               ¥1500+ワンドリンク オーダー            (コ…
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セラ真澄 朗読コンサート 「宮澤賢治 On the バロックⅡ」

清酒「真澄」で知られる宮坂醸造。 セラ真澄は上諏訪駅近くのおしゃれなセレクト・ショップです。 店舗と趣のある露地を隔て、中庭に面した「松の間」。 この松の間でコンサートをさせていただくのも早4回目となりました。 今年も去年に続いて、宮澤賢治の朗読とバロック音楽とのコラボレーションです。 題して「宮澤賢治 On th…
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朗読とリコーダー音楽の愉しみ at 三井の森

今年も蓼科三井の森で開催いたします。 このホールでのコンサートも、リコーダーコンサートとして4回目、朗読とリコーダーのコラボレーションという形では2回目になりました。 第一部でわたくし岡埜葡萄が朗読いたしますのは、小川未明の「赤い蝋燭と人魚」 すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、5月の「大麦小麦」のときと同…
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ミユリと葡萄の賢治夜話  at アノニム

先日のことである。 ふらりとおなじみのアノニム・ギャラリーに立ち寄った。 何の用事があった、というわけでもなく、たまたまその時は気分で、としか言いようがない。 正午前の日差しはすでに眩しく照っていたが、四方に開け放たれたアノニムでは風も涼しく抜けてゆく。 板の間は足裏にひいやりと冷たい。 この場所では、いつも緩…
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5/28(日) 大麦小麦コンサート 「赤い蝋燭と人魚」

物心つくころから親しんでいたのはグリムやアンデルセン。 小川未明の童話集は叔父からのプレゼントだった。 私にとってはじめての日本の創作童話。読んだのは、小学校の3年の頃と記憶している。 「赤い蝋燭と人魚」も、アンデルセンの「人魚姫」も、悲しすぎる物語ではあるのだが、 未明の童話には、お姫様も魔女も出てこない。 素敵…
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seiren (青蓮)という幻

「ぜひ青蓮をご覧ください。」 初対面のその人は言った。 予備知識もないまま、seirenという響きに私が連想したのはギリシャ神話だった。 美しい歌声で舟人を惑わし、船を難破させるという伝説の生き物。 しかし彼(か)の人は「青という字と蓮で青蓮。せいれんと読みます」とおっしゃる。 ギリシャ神話と特段の関係はなさそ…
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春うらら音楽会vol.2 のご案内♪

長の御無沙汰、申し訳ございません。 いい加減、冬眠から覚めないと、忘れられてしまいそう。 今年初めての朗読コンサートのお知らせです。そろそろ、しっかり目を覚まさねば。 原村のカフェ、グリーン・エッグでの「春うらら音楽会」第二弾! 第一部は朗読、第二部はリコーダー演奏という、いつものスタイル。 今年の朗読は、桜に…
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クリスマス・コンサート 終わりました♪

時は師走、いかに祝日とは言っても、クリスマス・イヴの前日にコンサート、という無謀な設定をしたのは誰? はい。いつものことながら、それは他ならぬ私自身です(/ω\) さて、どのくらいのお客様が来てくださるかしら? おっかなびっくりの開場まちの時間、ドアが開くたび、緊張がほぐれていきます。 清水さんのネットワークを通じて…
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クリスマス・コンサートへのお誘い

12月23日(祝)のクリスマスコンサートのお知らせです。 23日?? 今週ではありませんか\(◎o◎)/! ご案内が遅れてしまいましたが、お客様大募集です! 会場は先月13日に引き続き、原村のVery Berry Cafe 「清水さんち」です。 今回の朗読はシェル・シルバスタイン作「おおきな…
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大麦小麦で宮澤賢治 「なめとこ山」みたび!

やれやれ、なんとか今月のコンサートまでこぎつけましたよ(*^^)v 12月4日(日)茅野市のBeer&Cafe大麦小麦さんでの朗読コンサートを行いました。 そう、今年は春まだ浅い3月6日にも、こちらでコンサートをさせていただきましたので、今回で3回目の大麦小麦。 そもそも、朗読とリコーダーという私たちのスタイルは、20…
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「なめとこ山」ふたたび / 原村 「清水さんち」でコンサート

そして発表会の翌週13日(日)は、原村のVery Berry Cafe「清水さんち」でのコンサート。 思えば、この清水さんちで企画した「賢治と星とバロックと」で「銀河鉄道の夜」を朗読させて頂いたのが 発端となり、その後三井の森「ハーモニーの家」と康耀堂美術館で「虔十公園林」を、真澄の松の間で「なめとこ山の熊」をと、賢…
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第2回 スタジオ・パパリン発表会!

康輝堂美術館でのコンサートの翌日6日の日曜日は、スタジオ・パパリンの発表会。 誰ですか!こんなスケジュールを組んだのは? それは、ワタシです(;^ω^)・・・・ あれこれ調整したのですが、この日しかなかったのでありました(/ω\) 会場は諏訪南インター近くのカフェバー・&グリル「ぞうさん」は美味しいと評判のお店。…
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晩秋の朗読コンサート at 康輝堂美術館

9月以来、ずっと更新を怠ったまま御無沙汰してしまいました いえ特別、何があったというわけではなかったのですが、ここ数か月、公私ともに忙しく、PCに向かう気力・体力がありませんでした。 そんなわけで、うかうかしているうちに気が付けば師走も中旬!? さしもの私も慌てました。ということで、久しぶりの更新です。 画像を頼…
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宮澤賢治 「なめとこ山の熊」 / 大きな黒いもの

息子夫婦を流行り病で亡くした小十郎は、90歳になる老母と孫たちの世話をしながら、熊を捕って生活している。 見かけはごついが、心根は純朴で美しい。 熊撃ちを生業にしてはいても、自らが仕留めた熊に向かって小十郎は、手を合わせずにはいられない。 熊たちはそんな小十郎が好きなのだ。 だから犬を連れてひとり山歩きをしている…
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真澄朗読コンサート 終わりました

9月18日の朗読コンサート「 宮沢賢治 On The バロック 」 おかげさまで、無事終了いたしました。 生憎の雨に加え、諏訪地方では7年に一度という小宮の御柱祭と重なったにも関わらず、大勢のお客様がお越しくださり、本当にありがとうございました。 コンサートが終わったあと、お客様から大変うれしい感想をいただけまし…
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「汽車に乗って」 丸山薫

   汽車に乗って あいるらんどのやうな田舎へ行かう     ひとびとが祭の日傘をくるくるまはし    日が照りながら雨のふる     あいるらんどのやうな田舎へ行かう    窓に映った自分の顔を道づれにして     湖水をわたり 隧道(トンネル)をくぐり    珍しい顔の少女(おと…
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夕立ちのあと

  夕飯の食材を買って帰ろうと、駐車場に車を止めた。 娘と買い物に出かけた午後のことだ。 空に低く垂れこめていた雲が、耐えかねたように大きな雨粒を落とし始めたかと思うと、 あれよあれよという間に、叩きつけるような土砂降りになった。 耳を聾さんばかりの雨音。アスファルトの上は跳ね上がる水しぶきで真っ白だ。 傘はすで…
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「宮澤賢治 On The バロック」 のお知らせ

7月、8月と続いた朗読コンサートの第3弾。 9月の恒例となりましたセラ真澄「松の間」でのコンサートも、宮澤賢治でまいります。 今回読みますのは「なめとこ山の熊」。 物語に合わせて、リコーダー演奏は、ヨーロッパ中世からルネサンス期にかけての曲を選びました。 物語の雰囲気を損なわず、それでいてイメージが膨…
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「賢治と星とバロックと」 コンサートのお誘い

急な御案内で恐縮ですが、Berry farm原村の清水さんちで朗読コンサートを開催することになりました。 題して「賢治と星とバロックと」☆彡 昨年12月、クリスマスコンサート以来、何かとご縁をいただいている清水さんの農園では、ブルーベリーや ラズベリー、カシスなど、ベリー類の摘み取り最盛期を迎えています。 お…
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シュネーコッペ / ラベンダー・ピンクの移ろひ

1984年、ドイツのKarl Baumによって作出された薔薇、シュネーコッペは、スノー・ペイヴメントとも呼ばれる。 作出はドイツ、そしてルゴサ系とくれば、耐寒性は二重丸。 透明感のあるラベンダーピンクの花色と、素晴らしい香りは、ルゴサ系の薔薇の中でも類を見ない。 八ヶ岳山麓の庭で、この薔…
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アルバ・マキシマ 

ほんのりと恥じらうように、花芯をピンク色に染める花と、明るい灰緑色の葉のコントラストが ひときわ印象的な薔薇、アルバ・マキシマ。 寒さには強いとは聞いていたが、果たして八ヶ岳山麓の冬の寒さに耐えられるかしら。 一抹の懸念がなかったわけではないけれど、勧められるままに植えて、早や5年。 八ヶ岳の寒さも何のその。.毎…
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「朗読とバロック・リコーダー音楽の愉しみ」

一昨年の夏から参加している蓼科高原芸術祭でのリコーダー・コンサート。 今年はちょっと趣向を変えてみました。 題して「朗読とバロック・リコーダー音楽の愉しみ」                          8月9日 (火) 14:00開演             第一部  朗読  宮沢賢治「虔十公園…
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雨の名残りの庭

2年前に植えたガリカ・ローズ、キングジョージ4世。 しなやかな細い枝先で、ガリカ特有の深い赤が開く。 繊細な葉もオールドローズの魅力のひとつ。 イギリスがワーテルローの戦いでナポレオンを破って2年後、1817年にリバースが作出したこの薔薇は、 時の皇太子(後の国王ジョージ4世)に捧げられた。 細…
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時を待つ

たまにはソフトフォーカスで・・・ と言いたいところですが、実は単にピントが甘かっただけ。 転んでもただでは起きないaosta。これも怪我の功名とばかり、ひとり悦に入る。 なんと言っても、アルバ・マキシマは私の大好きな薔薇だから。 ほんのりと薄紅色の陰が差す蕾。幼子の手のような苞葉。 …
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薔薇は6月

朝食の支度をしていても、なにやら庭が気になって、時間を気にしながら庭に出る。 私を呼んだのは、この子。 この春、最初に咲いた一輪。ロサ・グラウカ Rosa glauca (ロサ・ルブリフォリア Rosa rubrifolia) 植えてから、もう4年近くになるかしら。 紫を帯びたスモーキーな葉色と、マジェンタに…
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明るい日陰の花たち

木漏れ日が優しくこぼれる桜の木陰は、直射日光が苦手な植物たちの場所。 一昨年、知人から分けてもらったこの子も、どちらかと言えば木漏れ日が好き。 知人からは一輪草と聞いていたのですが、そこは図鑑大好きな私のこと、確認の意味で調べてみました。 ところが、ところが! イチリンソウ(一輪草)とは葉っぱの形が明らかに違…
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