霜月





                       
                       ささやくように 霜が降ったのは

                       庭がまだひっそりと 眠っていた時間




                       クリスマス・ローズの葉を 

                       レースのように縁取り

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                       オレガノの葉に、
                  
                       落葉した桜もみじの上に                  

                       そっと銀色の紗をかけていったのは 

                       白く凍りついた 秋の指先

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                        やがて風は 雪を運び
                           
                        季節は 密かに結晶してゆく
                           




by aosta   2012/11/11








◆関連ブログ「霜月の庭」 → http://folli-2.at.webry.info/201011/article_12.html








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この記事へのコメント

2012年11月11日 19:36
まさに霜月ですね、レースの縁取りが本当にきれいです。

心憎いばかりの表現が散りばめられていて、とても素敵な詩です。僕には絶対書けません。(笑)
アルト笛
2012年11月12日 00:13
本当に美しい深い色合いですね。
日が差すまでのつかの間の造形美を見事に切り取っておられて、いつまでも見つめていたいです。
ルネ
2012年11月12日 01:32
なんと幻想的な光景でしょう。
見過ごしてしまいそうな季節の移ろいを、こんなにも印象深く美しく見せて下さるaostaさんの感性と腕前に感服です!!
そちらはもう霜が下りたのですね。
こちらも例年よりずっと暖かいとはいえ、木曜あたりに雪が降るようです。庭の冬支度がまだまだ終わりそうにありません・・
2012年11月12日 05:47
◇harukaetoさん

おはようございます。
コメントありがとうございました。
霜月、って名前もいいですよね。冷たくて幻想的な季節を連想します。
当初はこれを写生的文章、と思っていましたので、詩のカレゴリーに入れ手なかったのですが、お褒めの言葉を頂き、急遽、詩の仲間に入れることにしました(笑)。

>僕には絶対・・・

どんな文章でも、その人にしか書けないものがありますよね。
わたしも「ああ、こんなふうには絶対に書けない。と思う表現にいつもぶつかっています。自分だけの言葉を見つけるのは、本当に難しいです^^;
2012年11月12日 05:47
アルト笛さん

おはようございます。
日の出前が一番寒いと言いますが、霜って夜が明ける直前に降りるのだそうです。
朝陽が差してくるにつれ、庭が一面、薄く銀色に輝く時は、寒いことも忘れて見惚れてしまいます。土の上の霜柱は2センチ以上ありました。
ここ何日か霜が続き、一年草はすっかり霜枯れてしまいましたが、宿根はまだ元気です(^^♪
2012年11月12日 06:01
◇ルネさん

こちらにもコメントを頂きありがとうございました。

>そちらはもう霜が下りたのですね。

11月の声を聞いてから、もう何回も霜が降りました。
昨日は午後から雨になったのですが、降り始めの一時、みぞれかしら、と思うような冷たくて重い雨でした。天気予報で雨になることは知っていたのですが、その前に、とPと二人、庭で冬支度をしていたのですが、さすがにこの季節の雨は寒くて、そうそうに退散いたしました(笑)。枯れ込んだ地上部を刈り取ると、すでに根元から来年のための新芽が小さく覗いています。こんなに小さいのに、これから長い時間を雪の下で過ごす事を思えば、ひとつひとつの株に、がんばってね、と声をかけたくなります。
2012年11月12日 12:59
とても幻想的なお写真、うっとり見つめてしまいました。霜、想像すると寒いけどこのお写真にはなんだか温かみがあってほんわりしている気がします。美しいな~(*^。^*)
カタナンケ
2012年11月12日 17:37
こんな幻想的な風景は 早起き鳥でないとみられない
特権ですね、、 シュガーフロスト、、
くちのなかで 甘くとけてしまいそう~
詩的な文章で 情景を 彷彿とさせ 秀逸~
beingreen
2012年11月12日 20:10
絵に描いたような美しさですね!
魔法の指先からは逃れられないんですね・・・
2012年11月12日 22:34
◇mintさん

こんばんは。
霜の朝も幻想的ですがこれからは霧の深い朝も多くなります。霧が凍りつく霧氷、雨が凍った雨氷もさらに幻想的です。夜空の星も、寒くなるにつれていっそう輝きを増して行くことでしょう。冬の間はさすがに庭仕事もできませんし、スキーやスケートといったスポーツにも縁のない私には、暖かい部屋の中から、氷や雪に閉ざされた窓外を眺めるの事が、冬の大きな楽しみです♪ 
2012年11月12日 22:46
◇カタナンケさん

コメントありがとうございます。
月明かりの下で見る霜が一番美しいかもしれません。いつもより早く目が覚めて、カーテンを引くと、まだ空は暗いのに、月光に照らし出されたの庭は、まるで別世界です。
こその時間帯に写真を撮るのはとても難しい。もし撮影出来たとしても、あの森閑と鎮まりかえるような美しさは写し取ることは出来ないと思います。辺りが明るくなって、やっとカメラを持ち出すaostaでした。
2012年11月12日 22:57
◇beingreenさん

こんばんは。コメントありがとうございました。
西洋には Jack o' Frost という霜と雪の妖精がいるそうです。
いたずら好きな Jack o' Frost は寒気を招き寄せ、世界を氷漬けにして喜ぶと言われていますが、我が家の庭のJack o' Frostも、長い眠りから覚めたのかもしれません(笑)。

凛と澄み渡った冬の空気には、チェレスタやチェンバロの響きが似合います。
ANNA
2012年11月13日 06:42
aostaさん、おはようございます。

ささやくように 霜が降ったのは…
冒頭の一文から、なんて美しいのでしょうか。

冬の訪れをこんなに印象的に美しく表現される
aostaさんの感性…やっぱり素敵です。

2012年11月13日 19:26
◇ANNAさん

今晩は。コメントありがとうございます。
前回、頂いたコメントへのお返事で、バロックピッチについてお返事させていただ来ましたが、あとで読み返しましたら思いっきり理屈っぽくて、つまらないお返事立ったことに気が付いて、ANNAさんに申し訳ない気持ちがありました。幸い、今回のブログに関しましては、どこにも理屈はございません(笑)。ただただ感覚だけの文章に共感していただけたことが嬉しいです。

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