消えがてのうた part 2

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zoom RSS 雨の名残りの庭

<<   作成日時 : 2016/06/16 22:35   >>

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2年前に植えたガリカ・ローズ、キングジョージ4世。

しなやかな細い枝先で、ガリカ特有の深い赤が開く。
繊細な葉もオールドローズの魅力のひとつ。


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イギリスがワーテルローの戦いでナポレオンを破って2年後、1817年にリバースが作出したこの薔薇は、
時の皇太子(後の国王ジョージ4世)に捧げられた。
細枝性で良く伸長し、耐寒性は折り紙つきという嬉しい薔薇。
カップ咲き。 黒が潜む深い赤は、咲き進むにつれて、次第に紫色を帯びてくる。
ダマスク系の甘い香りは、この子の場合、言われるほど強くなく中香という感じ。
咲き終わりは、はらはらと美しく風に散る。





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透き通るような花びらに青が滲む淡いピンクと、明るい緑色の葉のコントラストが美しいシュネーコッペは、
ハイブリッド・ルゴサ。
くしゅくしゅと、ゆるく開く花も私の好み。
たおやかな大輪の花を咲かせるシュネーコッペは、雨に弱い。
雨に打たれた花は、自らの重みに耐えかねたかのように、俯いて咲く。

1984年、ドイツのバウムが作出したこの薔薇には、ルゴサ系にはつきものの、細くて硬い棘が密生している。
扱いは少々やっかいだけれど、青み帯びたこの花色は類がない。
八ヶ岳の寒さもへっちゃらで、あっという間に一抱えもある大株になった。
素晴らしい香りは、我が家の薔薇の中でもとびきりの強香。
多花性のこの薔薇が満開になれば、庭は馥郁と香る。





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             一度雨に打たれて倒れてしまったヒューケラ。再び立ちあがりながら花を咲かせた。






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                  スモークツリーが纏う水玉は、まるでシャンデリアみたい。







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ライムグリーンの小さな花が集まって咲くアルケミラモリスも、私のお気に入り。
柔らかくゆったりと広がる大きな葉を、聖母マリアのマントに見立てたレディースマントルという名前には、同じく天女の羽衣に見立てた、和名の羽衣草と同じ発想がある。

ハーブ図鑑によれば、学名の Alchemilla には"小さな魔法的なもの"という意味があるらしい。
ほとんど水平に広がる葉の縁は細かく切れ込み、繊細な綿毛に覆われ、まるでビロードにも似た優しい手触り。
この葉の上に溜まる水晶のような露には不思議な力が宿っているのだとか・・・・


今日の葉っぱの上には山椒薔薇の花びらがいっぱい散っていた。
雨上がりの空気はしっとりと潤って、洗いあげられたばかりの緑が深呼吸している。
陽が射せば、雨の名残りは、きらきらとダイヤモンドのように輝いて輝いて、花々を飾る。








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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
aostaさん、こんにちは。
相変わらずの写真の美しさですね。特にスモークツリーに付いた雫の美しさは絶品ですね。

アルケミラ・モリスのシーンの後景に見えるのが、一抱えサイズの黒花フウロでしょうか?左に写っている男性(ご夫君でしょうか)と比べると、サイズのすごさが感じられます。
飯田ではとてもとてもここまで大きくならず、ある程度大きくなるとパタっと枯れたりするので、そうなる前に株分けしたりしています。
アルケミラ・モリスもかなり大きそうですが、これは遠近の関係ですよね?
月イチガーデナー
2016/06/17 12:23
こんばんは。
雨上がりのお庭ですねぇー。沢山のバラやお花たちがが咲いていて、緑も雨に洗われてとても綺麗ですね。雨上がりの後は気持ちが良いですよね。私の家に少しだけあるバラもまだ頑張ってお花を付けています。蕾もあるのです。先週ヤマアジサイを買ってきました。今お花が咲きだしてきて、綺麗になってきました。少ししたら庭に移してあげようと思っています。お天気の良くない日が続いていますが、こんなに大きな水滴のついた写真も撮れて良いですよね。
HT
2016/06/17 21:10
◇月イチガーデナーさん

コメントありがとうございます。
スモークツリーは、雨のしずくを貯めた蕾の重さで枝が下垂するほどです(゜o゜)
花が咲けば咲いたで、ぼおっと霞むような(煙のような)花がほんわり。昔は花にばかり目が行って、樹にはあまり関心がなかったのですが、年々大きくなる樹木には、一緒に年を重ねてきた、という親近感(笑)を覚えるようになりました。

>左に写っている男性(ご夫君でしょうか)と比べると

ありゃりゃ!!! トリミングするのを忘れていました(;'∀')
でもそのおかげで黒花フウロの大きさを推定していただけたのですから、怪我の功名ということにしておきましょう。この黒花フウロは植えてから10年近くになります。いわばこの株が本家で、庭のあちこちに増えた黒花はみなこの株の子供たちです。
隣に紫先代萩があったのですが、両方とも巨大化し、移植することも叶わないうちに、フウロの方が優勢になり、今年の紫先代萩は、今一つ、元気がありません。
アルケミラモリスも10年選手。気候の関係もあるかと思いますが、こちらもかなり大株になりました。
aosta
2016/06/17 21:47
◇HTさん

こんばんは!コメントありがとうございます。
仕事で松本に行くことが多くなった主人の楽しみは、道すがらどんな花が咲いているのか、眺めることのようです。同じ道を往復するので、最近ではお目当てのお庭もあるようで、たまに私が一緒の時は、この庭は○○の花がきれいだった、とかあの庭はよく手入れされているとか、熱心に説明をしてくれます。

ヤマアジサイは色も花姿も涼しげですね。
こんもりと花が付く紫陽花に比べ、野趣が感じられて私も大好きです。
先日、久しぶりに元町の西友に行きましたが、すっかり変わっていて戸惑いました。変わらないのは女鳥羽川の河川敷の風景です。
aosta
2016/06/17 22:00
アルケミラも 大好きで植えたのに 夏こえがうまくできずで
いまは ありません、、
いいなあ、、こんなに大株で育って、、
雨だとばかりに 嘆かないで こんな美しい情景も
眼にとめてみないとね、、
ありがとう〜
katananke05
2016/06/18 11:40
ガリカ・ローズ、キングジョージ4世は高貴なバラですね。
そして雫をまとったシュネーコッペは、やっぱりステキ、、。
それにしてもaostaさんのところのバラはどれも葉が丈夫そうでうらやましいです。うちのはすぐ虫に食べられてしまって、、。油断大敵!
今日もうっとり。aostaさんの文才。雨のしずくも、散った花びらも全てが慈悲深いですね。
keikoさん
2016/06/18 22:55
◇katanankeさん

おはようございます。
ニュースでは日本列島全体が、東北北海道を除いて真っ赤! 
長野県も、標高の高いところ以外は相当な暑さになったようですが、ここ八ヶ岳山麓では、陽が落ちてから一気に気温が下がり、半袖では肌寒いくらいでした。日中暑くとも、朝晩のこの涼しさが、植物たちにとっても住みやすい(?)環境なのかもしれません。

katanankeさんのお好きなアルケミラモリスも高温多湿が苦手なのでしょう。イギリスの庭などでもよく見かける植物ですが、英国の気候って、夏でもカーディガンがてばなせないようなところがあるくらいですものね。
我が家の場合は、10年近く放りっぱなしで何もしていないのですが、いつの間にかこんなに立派に育ちました。反対に冬の寒さゆえに育たない植物もたくさんあります。
ひとができることって、限られているんですね。
環境に合った植物は、結局、手間いらず。
怠け者の私にも、合っているようです(=゚ω゚)ノ



aosta
2016/06/19 05:45
◇keikoさん

おはようございます。

ガリカは由緒ある薔薇という感じがしますね♪
ただ、不思議なことに、我が家のキング・ジョージを購入したナーセリーのカタログにはガリカとあるのですが、本によってはハイブリッド・チャイナと表記されているものもあります。 私はガリカ、と思っていますが、はたして正解はどちらなのでしょう。

keikoさんがお好きなシュネーコッペ、、今まで蕾の姿や開花し他花の一部、雨に濡れた後ろ姿などをご覧いただきましたが、昨日の朝、思いがけず綺麗に撮れましたので、なるべく早いうちにアップいたしますね。

葉っぱに虫食いや病変化したものが少ないのは、乾燥した気候のおかげだと思っています。四季咲きの薔薇は植えていませんので、肥料はほとんどやったことがありませんし、農薬も一切使いません。まともな冬支度さえおぼつかない状態です。
つまり野放しの薔薇、野放しの庭というわけです(^-^;

そんな過酷な条件の中でも、植物たちは毎年大株になっていきます。
自らの力で素晴らしい景観を作り出してくれる様を見ていると「下手の考え休むに似たり」のことわざが頭に浮かびます。
浅はかな素人考えに矯正されることなく、庭は、自然に伸び伸びと育って欲しいと思う所以です(^-^;
aosta
2016/06/19 09:24
ほんとに素敵です
私は雨が嫌いなんですが
この写真を見ていると雨が優しいベールを掛けて
恵みを分けてくれているように感じます
Tinq
2016/06/19 09:38
◇Tinqさま

コメント、ありがとうございます。
雨のベール、素敵な表現をいただき、嬉しいです。

雨にもいろいろありますが、概して私は雨が好きです。
でも薔薇の開花と梅雨が重なるのは、なんとも悲しい。霧雨のように優しい雨でしたら、花たちもこんなに綺麗に見えるのですが、花びらが痛むほど激しい雨の場合は気が気ではありません。雨は恵み、時として受難。人も花も同じですね。

aosta
2016/06/19 11:33
キングジョージ4世。葉色と花色が調和していて美しいですね。
わたしは、バラを育て始める前はブルーイングは欠点と思っていましたが、
今はそれぞれの時の美しさを感じ、変化の妙を感じます。
自分で育てることで、薔薇の美を捉える感覚が変わったようです。
ぴぴん
2016/06/20 07:19
◇ぴぴんさま

お返事が遅れ、申し訳ございませんでした。
一番見ていただきたかった咲き始めの黒っぽい赤は、うまく撮れずに没。
赤って本当に難しいですね。
浅いカップ咲きなので満開になると、しべが目立つようになり、色味ももう少し紫がかりますが、雰囲気はもっと庶民的な感じになってしまいます(笑)
ふらふらと伸びた細い枝先で揺れるように咲いている様子は、日が黄昏れるころになると、まるで赤い花が浮かんでいるように見えます。
花つきはあまりよくないのですが、そのほうが寧ろ好ましく思えます。
陽気なアンジェラの背景でひっそりと咲いている謙虚な王様です(*^^)v

7月号、読ませていただきました!
情報をいただいたおかげです。ほんと世間に疎いというか、情報収集能力がない私、教えていただかなかったら絶対気が付かなかったとおもいます。
40年ぶりの再会!(コミック化された作品は皆持っていますので、「新作」という意味での再開です)気持ちはもう、100%ジョン・オービン。胸が痛い。
第二次世界大戦当時のロンドン郊外という設定もいいですね。
ありがとうございました。
aosta
2016/06/23 05:14
七月号が手に入った、とのこと。何よりでした。^_^)

>100%ジョン・オービン。
ふふふ。エドガーに会いたい会いたい彼ですね。

私は、アランと「柱時計」のツーショットにドキドキ。
エドガーはこの頃には既にドイツ語理解してたのねとフムフム。
などと、マニアな喜びを味わっています。冬の続編が楽しみですね♪
ぴぴん
2016/06/23 15:23
◇ぴぴんさま

大戦中、戦禍を逃れて田舎に疎開という設定も、やられた!という感がありました。
この時代、この状況の、特異な非日常憾の中での出会い。
良く調べて、準備して描かれたんでしょうね。続編発行が今から待ち遠しくてなりません。このわくわく感も本当に久しぶりです!

>私は、アランと「柱時計」のツーショットにドキドキ。

ふふふ。わかります! 
そして、この年齢になって別冊付録がこんなにうれしいなんて(笑) 「湖畔にて」はすでにコミックとして手元にあるのですが、「付録」となると別物です。うれしいなぁ。
萩尾望都と山岸凉子の対談も読みごたえがありますね♪

ところでぴぴんんさんはちょっと前までNHKBSで放映されていた「刑事フォイル」はご覧になっていらっしゃいました?
見逃した回もあるので、再放送されることを期待しているのですが・・・
aosta
2016/06/25 06:10
◇ぴぴんさん

ぴぴんさんの梔子のブログにコメントを入れたいと思ったのですが、コメント欄にHNネーム欄ほかのスペースが表示されません。最近同じようなことが、ほかのexciteブログにもありました。様子をみてまたお邪魔させていただきますね。
aosta
2016/06/25 07:06
>この時代、この状況の、特異な非日常憾の中での出会い。

ああ、なるほど! そうですね。
「刑事フォイル」(ファンです!)の、敵国人に対する暴力と、
バンパネラ狩りの熱狂は共通していますね...

フォイルはNHKの未放送分がまだまだありますから、続きをやる時に再放送するかもですね。
ぴぴん
2016/06/26 18:01
exiteブログのコメント欄。復活しているようです。
「Comments」の後「コメントする」をクリックすると、コメント用の別画面が開きました。
お手数おかけしてすみません。
ぴぴん
2016/06/27 09:17
◇ぴぴんさん

お返事、お待たせして申し訳ございませんでした。

>「刑事フォイル」(ファンです!)

ああ、良かった!
もしかして、的外れなお返事だったかな、と思わないでもなかったので、そう言っていただいて安心いたしました(^^ゞ

「刑事フォイル」前半・後半と、細かなディテールを大事にした作り方が魅力でした。
フォイルと彼の近くにいる人物の描き方も、非常に好感が持てるもので、毎回楽しみにしていました。
まだ未放送分があるんですね!ぴぴんさんの仰るように、未放送分と合わせて再放送されるなら、すごく嬉しいです。
aosta
2016/06/30 20:18
◇ぴぴんさん

ありがとうございます
またお邪魔させていただきますね(*^^)v
aosta
2016/06/30 20:19

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