消えがてのうた part 2

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zoom RSS 10年目の薔薇

<<   作成日時 : 2012/06/19 22:04   >>

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葉の形が山椒に似ているため山椒薔薇と呼ばれるロサ・ヒルトゥーラ。

富士山の周辺だけに分布する日本固有種です。
ゆるく開いた淡いピンク色の花びらと、密生する金色のシベの絶妙な対比。
その美しさに魅せられ、あちこち探してやっと小さな苗を手に入れたのは、もう10年も前の事でした。
けれども何年たっても蕾がつかないまま、毎年緑濃い葉だけが繁り、やがて樹高は2mを超えました。

10年間一度も花を咲かせることのなかった樹。
その山椒薔薇の花が、今日初めて咲いていました。
毎日眺めていながら、蕾が付いていることに気がつかなかったのも道理。
この薔薇は新しく伸びた枝の先では、蕾をつけないのだそうです。
私の身長より高くなった樹の上、羽根のように広がった葉の影で、人知れず、こっそり膨らんでいたのでした。




画像



大きな樹に、ただ三輪。
それでも、やっと!





画像


今年こそ蕾を付けていないかと目を凝らした年月の長かったこと。
長い長い片想いがやっと叶って、胸がときめいています。
シャッターを切る指先も心も、震えてしまいそう。



花を待っていたのは私だけではありません。
薔薇の花もきっと「その時」が来ることをじっと待っていたのでしょうね。
10年目の薔薇。
その花に、今夜は激しい雨が打ち付けています。








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花盛りの6月
次々に薔薇の花が開く6月。 ...続きを見る
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2013/06/13 18:14

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コメント(8件)

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蝉のように 10年もまっていたのに
無常の台風の雨風ですね、、
これにたえたら 来年はもっと強くなって
多くの花を 咲かせられるよ〜
カタナンヶ
2012/06/20 11:35
苦節10年ですか、僕の心の花が開かないのもやむを得ないことだと思い知らされました。なにやら、励みになるお話しです、ありがとうございます。
harukaeto
2012/06/20 19:54
10 年目にして咲いたバラに激しい雨が。
こんなこともあるのですね。
大きな樹にたった3輪。
aostaさんの写真と文とで、このようにブログに紹介され、みなに愛でられ、みなの記憶に刻まれる10年目のバラ3輪。
bunbun(中ぶんな)
2012/06/20 21:11
◇カタナンヶさん

こんばんは♪
コメントありがとうございました。
山荘薔薇はかなり古木にならないと花が咲かないのだそうです。
古くなった枝は白く光沢のある色になります。ここ1、2年、確かに枝が白っぽくなってはいたんですよ。それでも、蕾の気配さえなくて、大きく育った木を仰ぎ見ては溜め息の毎日でした。たまたまこの薔薇の近くに花を植えようとしていて、偶然蕾に気が付きました。
台風で花はすっかり散ってしまいましたが、来年はきっともっとたくさんの花をつけてくれるような気がします。
aosta
2012/06/20 21:17
◇harukaeto さん

コメントありがとうございました。
苦節10年、初めて咲いた花を見た瞬間、奇しくもこの言葉が頭に浮かんでいました(^^ゞ
ただぼんやりと待っていただけの10年でしたが、それでも毎年春になると「今年こそは!」という気持ちで梢を見上げながら、祈るような想いで過ぎた10年間でした。

待つ、という行為には必ず意味があると思います。
待つ方も待たれる方も、「その時」をひたすら待ち望んでいるのように思います。
同じ思いでも、必ずしも一つに重なるとは限りませんね。
「まだ見ぬ出来事を信じて祈り、感謝してまだ見ぬものを信じて待つ。」
待つと言う行為を、受動的なものではなく、能動的な行為として意識した時、今は点にしか見えないものも、いつかは必ず一本の線となるのではないでしょうか。
どうぞ、お身体を大切にしてください。
aosta
2012/06/20 21:35
◇bunbunさん

こんばんは♪
そうなんですよ。
わずかに3輪!!でもね、この蕾が、何ともいえず愛らしかったの。
ぷっくりと丸い形、澄んだピンク色をまとった蕾には、弾ける直前のような強い意志を感じました。ある時突然、株全体が花で包まれるの、と教えて下さったのは近くに住む友人。
そして幽かに甘い香りが風に乗るのだとか・・・・
aosta
2012/06/20 21:44
サンショウバラは一日花だったかと記憶します。
嵐の前の、見事なタイミングでしたね。
ぴぴん
2012/06/21 06:50
◇ぴぴんさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

>サンショウバラは一日花

そうだったのですね!
確かに、一日を持ちこたえたら、花びらの重みではらりと音もなく散ってしまうのが似合いそうな儚い一重の花でした。
もしかしたら雨に打たれる間もなかったかもしれません。
嵐の気配を察して咲いた、とはさすがに思いませんでしたが、結果的に見事としか言いようのないタイミングでした。
ところが、今朝は曇り空の下で、また一輪花を咲かせました。
そして午後からはまた雨。
おお〜、これってやっぱり雨を察しているのかしら??
aosta
2012/06/21 20:32

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