消えがてのうた part 2

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zoom RSS Vol.5 サマー・コミングル@蓼科 / テレマン「四重奏曲二短調」

<<   作成日時 : 2010/08/02 03:22   >>

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今回P氏が演奏させていただいたのはテレマンのターフェルムジークの一曲。

リコーダーとフルート2本、通奏低音のチェンバロとチェロという編成による二短調の四重奏です。
今までリコーダーアンサンブルの経験はあっても、他の管楽器や弦と合わせる機会はそうあるものではありません。
通奏低音付きで演奏したい、というP氏の積年の願いが叶った演奏会でした。


演奏者は次の皆さんです。
     
     リコーダー  武藤哲也 (P氏)
     フルート1  宮下さおりさん
     フルート2  本田玲子さん
     チェンバロ  宇治田かおるさん
     チェロ    神原隆史さん



古典派以降の曲を得意とされるピアニストの宇治田さん、チェンバロ演奏の機会は今までそう多くはなかったとのお話でした。
また、複数のアマチュアオーケストラで活躍していらっしゃるチェロの神原さんですが、
こうした小編成での通奏低音は初めてとのこと。
その意味ではプロ・アマを問わず、本当の意味でのチャレンジコンサートなのかもしれません。
素晴らしいメンバーとのアンサンブルに、さしものP氏も緊張気味。
おまけにリコーダーのコンディションは最悪・・・



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本番の直前までバックステージでリコーダーの音を確認をしていたP氏でした。
冒頭数小節め、高いFの音がぴたりと決まった時、ああこれで大丈夫、と肩の力が抜けたのは私だけではなかったでしょう。

第一楽章は優雅なアンダンテ。
チェロの通奏低音に足元を支えらて、フルートの煙るように柔らかな響きに絡み合いながらも、硬質で輪郭のはっきりとしたリコーダーの音色は、音の重なりの中で揺らぎ、立ち昇っては歌います。
そして楽しげにフルートと会話したあと、一人リコーダーは翳る半音の中を下降して行きます。

変わって軽快な第四楽章のアレグロ。
楽章半ばcantabileのパストラーレ風の旋律の美しいこと。
リコーダーとフルートの親和性に満ちた演奏です。
遠くで光のかけらのようにチェンバロの音が煌めき、チェロの深い響きとリズムが、音楽の平和へと導いてゆくようでした。



画像

ゲネプロでは、時間のご都合がつかなかった宮下さんに代わって佐々木さんが第一フルートを演奏してくださいました。




★コンサートでの演奏はこちらからお聴き頂けます → http://papalin.yas.mu/W801/







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本番二日前の食後の余興では、ダイニング・ホールでチェリストの茂木新緑さん、ヴァイオリニストの粟津惇さんと、急遽のぶっつけ本番でテレマンのトリオ・ソナタをご一緒させていただきました。

「何か通奏低音の楽譜持ってる?」と前日の晩に聞かれ、慌てて探して持参した楽譜を見るなり、
「これからやりましょう!」 と茂木さん。
あれには驚いたなあ・・・とP氏。
セカンドリコーダーのパートを演奏して下さったのは、凛々しい青年ヴァイオリニスト粟津さん。
リコーダーに代わってヴァイオリン?
ところが意外にもこれが新鮮な演奏となりました♪

「余興」でこのアンサンブル?!
何と言う贅沢!
ひたすら恐縮!




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P氏にとって先月のアクシデント以来、眼だけではなく耳鳴りや頭痛に悩まされながら、体調不良を押しての参加でしたが、
十二分に報われた演奏会となりましたこと、心から感謝です。
御心配頂きました皆様、演奏のあと熱い拍手を下さいました皆様、本当にありがとうございました。
また遠方から足を運んで下さったリコーダー仲間にも感謝!



コミングルの記事は、まだまだつづきます(笑)・・・




   ★ Vol.5 サマー・コミングル@蓼科〜プロローグ
                          → http://folli-2.at.webry.info/201008/article_1.html

   ★Vol.5 サマー・コミングル@蓼科〜ドップラー「ハンガリーの主題による幻想曲」
                          → http://folli-2.at.webry.info/201008/article_3.html

   ★vol.5サマー・コミングル / マルティヌーそしてシューマン
                          → http://folli-2.at.webry.info/201008/article_5.html


                        

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
サマー・コミングル、ごくろうさまでした。
体調がおもわしくないところ、高音も決まりほっとしたご様子など、しかし克服されほんとうに良かったです。aostaさんのお支え、そしてP氏の実力の為せる結果とお喜びいたします。
>フルートの煙るように柔らかな響きに絡み合いながらも、硬質で輪郭のはっきりとしたリコーダーの音色は、音の重なりの中で揺らぎ、立ち昇っては歌います。
そして楽しげにフルートと会話したあと、一人リコーダーは翳る半音の中を下降して行きます。
実際に臨席したわけではないのですが、この音楽表現のすばらしさ。なかなかこうは書けるものではありません。音が響いてくるようです。
ほんとうにご苦労様でした。
またのご活躍を期待しつつ。
bunbun
2010/08/03 15:12
◇bunbunさん

コメントをありがとうございました。
モツレクコンサートからサマー・コミングルまで、「音楽三昧」だったこのひとつきが過ぎましたが、息つくひまもないまま、今月末には、恒例のリコーダー合宿です。
コミングルでも人と人をつなぐ大きなものが音楽への愛でした。
P氏と私も、この音楽への愛でひとつになれることは本当にしあわせなことだと思います。

>なかなかこうは書けるものではありません。

実際に楽器を演奏することのできない私にとって言葉は唯一音楽を表現する手段なのかもしれません。と言っても、いわゆるアカデミックな音楽言語を持たない私は自分が感じる音楽の手触りを言葉にするしかありませんので、「音が響いてくるようです。」というbunbunさんのコメントはとてもありがたく、嬉しく拝見させていただきました<m(__)m>

なかなか元の生活に戻れずにいます(笑)
aosta
2010/08/03 21:08
ああ、そういう雰囲気なつかしい!!昔は毎年そんな夏を過ごしていた時期もありました。札幌で、田沢湖で、奥志賀で・・・

「これからやりましょう!」 「あれには驚いたなあ」
いえいえ驚くにはあたりません、ターフェルムジークとかディベルティメントとは、座興・余興の類というのに等しいことですから。テレマンのターフェルムジークは、高校生のころよく遊んでいた、とくになつかしい曲です。

ときにはこんな贅沢があってもよいではありませんか
かげっち
2010/08/11 12:25
◇かげっちさん

>「あれには驚いたなあ」

と言ったP氏の真意は、今まで接点のあったプロの方たちの場合、人前では練習なしのぶっつけで演奏を楽しむと言う事は考えられなかったからだと思います。
こうした曲が座興として即興的に演奏されるものであったことにこそ、音楽の喜びがあると私も思います。その意味で、むしろ「思いつき」とも言える演奏はP氏にとって望むところでもあったでしょう。今までの経験ではなかったことが、茂木先生からお誘いを受けたことで驚きであり、彼にとって大きな喜びであった、というのが本当のところです。
プロもアマチュアもなく共に音楽を楽しむ、というコミングルのコンセプトをリアルで実感した瞬間でもありました。

>ときにはこんな贅沢があってもよいではありませんか

これこそが、音楽!!なのかもしれませんね。
演奏会が終わったあと、フルートの本田さんから、次回はぜひ全曲演奏しましょう!と言っていただけたことも何よりの喜びでした(*^_^*)
aosta
2010/08/12 21:50

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