空気が冷たく青いとき

揺蕩うようなまどろみの中で、小鳥の囀りを聞いたような気がした。 遠くで密やかに鐘が鳴っているようにも思えた。 早暁の薄闇の中で目を凝らし、耳を澄ませてしばし。 聞こえるともない鐘の響きは、微かな気配だけを残して遠くなっていったが、小鳥の囀りは、一羽また一羽と呼び交わしては賑やかになって そっとカーテンを開いてみれば、…
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