消えがてのうた part 2

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zoom RSS 諏訪二葉高校 ロビーコンサートのご案内

<<   作成日時 : 2018/09/17 14:48   >>

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まずは、久しくブログの更新が滞り、ご心配をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。

久々のログイン・・・・・
はて?無事に記事がアップできるか心配しながらのキーイン(笑)


今回で、創立で111周年を迎えた母校 長野県諏訪二葉高等学校 第11回ロビーコンサートのお知らせです。
(1という数字が五つも続くのは、もしかしておめでたいんでしょうかね?)

コンサートで使用するのは、明治44年(1911年)、諏訪二葉高校が諏訪高等女学校だった時代に購入された松本ピアノ
両袖に真鍮製の燭台がついた優雅な佇まいと共に、音色・音律の素晴らしいことで知られたピアノです。
チェンバロ機能もあるということですが、いったいどんな仕組みになっているんでしょう?
調律の時、中を覗いてみなくちゃ!

ということで、調律師さんに伺った松本ピアノの詳細は、後述させていただくとして、同時に演奏されるオルガンは、大正5年(1916年)製のヤマハオルガン5号。
リードオルガンとは言え、11ストップの大型機種になると、内部構造も複雑になり、リードは低音4列笛、高音3列笛と、ピアノで例えるならば、1台の中に3.5台あるといっても過言ではない美しい響きの楽器です。
平成12年に山葉(現ヤマハ)がオルガン製造を中止するまで作られていた最後のモデルになるのだそうです。

ピアノもオルガンも、久しくその存在さえ忘れられていたのですが、たまたま同窓会室の大掃除をした際に発見され、創立100周年記念事業で完全修復、往時を偲ばせる美しい音色がよみがえりました。



画像

                
 今回は、会場となる玄関ロビーで昭和元年(1926年)に寄贈された雛人形も合わせて、展示・公開いたします。
かつては毎年3月3日に行われた音楽会で飾られていたものですが、昭和62年(創立80周年当時)共学になったことで、女子高時代のお雛様は物置の奥深くにしまわれ、そのままになってしまったのでした。
明治のピアノ・オルガンにお雛様・・・
ともに忘却のかなたに忘れ去られていたものたち。
発見された時の驚きと喜びはいかほどであったか、御想像ください。

さて、往年のお雛様を、ひとりでも多くの皆様に愛でていただきたいという思いから、時季外れではございますが、コンサートに合わせて今回の展示となりました。
音楽部合唱の「ひなまつり」は、戦前の諏訪高等女学校時代、国語教師として教壇に立っていた大村はまの作詞によるもの。
楽器もお雛様も、諏訪高女の時代から100年の時を経て伝えられたものです。
当時の諸先輩の母校への想いの深さを思うにつけ、良き意味での伝統を引き継いでゆく責任を感じます。




「110周年の周年行事は終わったし、今回の役員さんは楽よ〜。」という言葉を真に受けた私。
元来のお人好しで、頼まれたら断れない性格が災いし、今回同窓会の三役を引き受けてしまいました。

「苦労だけじゃないわよ。良いこともたくさんある。
2年後にはきっと役員を引き受けてよかった、と思えるから。」
その言葉を信じて頑張ります。



同窓生のみならず、地域に開かれたコンサートです。
今回は恒例のピアノとオルガンに加え、フルートの演奏も加わってのプログラム。
秋冷の季節、綾なす響きに時間を忘れるひと時をお過ごしください。
どうぞお一人でも多くの方にお越しいただきたく、ご案内申し上げます。



 


平成30年 諏訪二葉高校 ロビーコンサート

    9月24日(月・祝) 10:30〜:12:00 開場 10:00
    会場 諏訪二葉高等学校玄関ロビー

    入場無料



 






    ◇ 追記 (松本ピアノ チェンバロ機能についての個人的覚書) ◇
 
コンサートに先立ってピアノの調律が行われた際、調律師の方にチェンバロ機能について伺ってみました。

鍵盤に連動したハンマーで金属弦を叩くことで音を出すピアノ。
かたや、弦を羽軸ではじくことで音が出るチェンバロ。
どうしたら発音原理のことなる二つの楽器を、一つの躯体に収めることができたのか不思議です。



@ 謎の金属チップ

この松本ピアノには弦と並行して、鍵盤の長さに合わせた不思議なる形状のパーツが付いています。
取り外しが可能なそのパーツは一見、暖簾(!)のような形をしています。
その暖簾のひらひらの一枚一枚に、大きさの異なるホッチキスの針状の金属性チップが取り付けられています。
これはいったい何のためのものなのでしょう。

A 謎の4本目ペダル

不思議なことはこれだけではありません。それは、ペダルが4本あるということ!
通常ピアノには3つのペダルがありますが、その役割はそれぞれ違います。
右側のペダルを踏むことで、鍵盤から手を離した後までピアノの音色を響かせることができます。
ペダルから足を離すと響きは止まります。
中央のペダルを踏めば、特定の音だけを響かせることができます。
そして左側のペダルを踏むと音は小さくなります。弱音ペダルです。
このようにペダルを駆使することで、ピアノはより表情豊かな演奏が可能になるのですが、4本ペダルのピアノというのは見た事がありません。



そうです。これこそが松本ピアノの秘密なのでした。
この4本目のペダルを踏むと、ハンマーはピアノの弦ではなく、例の金属チップを叩くのです。
そう伺ってもまだ腑に落ちません。
論より証拠。調律師の方に、ペダルを操作して、音を切り替えていただきました。
すると・・・あら、不思議!
硬質で繊細なチェンバロの音に似た響きがうまれました。
チェンバロの弦の代わりに、小さな金属チップ?
思いもよらぬ発想です!

とは言え、あくまでチェンバロに似た音しか出ないので、調律師さん曰く「疑似チェンバロ」とのことではあるのですが、このピアノが作られた100年前の日本で、本物のチェンバロの音色を知っている人がどれだけいたかしら。
そして、初めてこの音色を聴いた人々は何を感じ、何を思ったのでしょう。
多くの人々が、聴いたことも、見た事もない楽器の音色を響かせようとした松本新吉
彼の夢が道半ばにして閉ざされたことが、今更ながら残念でなりません。


余談ではありますが、もともとチェンバロは、構造上デュナーミク(音の強弱)をつけにくい楽器なのなだそうです。
でももしかしたら、この疑似チェンバロなら、本来チェンバロでは不可能なデュナーミクも可能になるかもしれないとは興味深々な夫の妄想? 


そして、個人的な話しになりますが、もうひとつ驚いたことがあります。
平成20年、創立100周年の記念行事としてこのチェンバロ機能の修復に尽力された方とは、あの久保田彰さんだったのです。


   ★久保田チェンバロ工房でのお話は、こちらから https://folli-2.at.webry.info/201210/article_1.html


不思議なご縁です。
今回、私に同窓会役員のお役目が回ってこなければ、このような形で久保田さんのお名前に再会することはなかった。そう思うと改めて感慨深いものがあります。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです。 久しぶりに覗いたらアップされてたので早速遊びに来させて頂きました。 歴史あるピアノでのコンサート、さぞ深い音がするのでしょうね〜。 思い出のたくさんある母校との事ですので、大切なコンサートになりそうですね。 私はこの日、鳥羽か伊勢にいます。
クーポノ
URL
2018/09/19 22:29
◇クーポノさん♡

すっかり更新を怠けておりましたが、10年近く続けてきたこのブログへの愛着もあって一念発起!
久しぶりに新しい記事をアップしました。
画像の貼り付けとか、忘れていることも多くてまごまごしながら(笑)、やっと体裁を整えました。お越しいただきありがとうございます。週末のお天気はあまりよくないとのことですが、鳥羽・伊勢方面、晴れるといいですね。
aosta
2018/09/20 10:26
さっきも ここを覗いてみようとおもっていたら
ブログ再開の お知らせ〜
お体は 大丈夫だったのですか、、
たんに 「サボリ病」かしら〜  ならいいけど、、

100年以上をへた ピアノとオルガン
どんなに成熟した音色でしょうね〜
ご主人様との 合奏は ないのかな?
katananke05
2018/09/20 11:21
◇katanankeさん

こんばんは。
懐かしいお名前を見つけることができて、とてもうれしいです。
ブログのことはいつも気になっていたのですが、いろいろな事情が重なり、再開まで時間がかかってしまいました。これからも、どのくらいの頻度で更新できるか不安がなきにしもあらずという状態ですが、少なくとも最初の壁は突破いたしましたので、少しづつですが、全身したいと思っています。何より、こうして懐かしい方からコメントをいただき、お返事を書くことができることがとてもうれしいです。

このピアノについては、また改めて紹介できればと思っています。
乞う、ご期待!
aosta
2018/09/21 18:56

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