「サンロク奇譚 冬の陣」 朗読会のお知らせ



久々のブログ更新および朗読コンサートのお知らせです。

「サンロク奇譚 冬の陣」 2月22日 16時15分開演 

     会場 サンロクカフェ 茅野市玉川 11400-1410 ☎ 0266-75-5185  
  
         ¥1500+ワンドリンク オーダー
           (コーヒー・紅茶、ソフトドリンクほか、バスペールエールなど美味しいお酒もございます)

  

                  

フライヤーには大きなカニ缶。
カニ缶!? その訳は・・・


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サンロクカフェの場所などご確認の際は、クリックしてください。画像が大きくなります。





はい。今回の朗読のメイン「蟹婆」に因んでのデザインです(^^♪
「蟹婆」と書いて「かにばあば」と読みます。
朗読はこの「蟹婆」と「夢たまご」の二編。
いずれも半村良の「能登怪異譚」に収められている短編です。
「怪異譚」という題名の通り、能登地方の怪しくも不可思議な伝承を、半村流に仕上げた作品。
半村良と聞いても、女性にはちょっとなじみが薄いかもしれませんね。
私自身、その名前や作品のタイトルは知っていても読んだことはありませんでした。
一風変わったSF物、もしくは伝奇物の作家というイメージが先行して、「能登怪異譚」のようなフォークロアに想を得た作品があったとは全く知らなかったのです。
それがたまたま、同奇譚集からの「箪笥」という短編の朗読を聴く機会があり、すっかり方言の魅力に取りつかれてしまったという次第。


この「能登怪異譚」は、会話部分だけでなく、ものがたりそのものが終始方言で語られる、と言う意味でも興味深いものがあります。方言を忠実に再現するということは、その地方に生まれ育った人でない限り、およそ不可能なこととは承知しながら、あえてこの物語を朗読したいと思ったのは、ひとえに、私自身が方言のもつ力に魅了されたからにほかなりません。
そもそも方言とは、読むものではなく語られるもの。
その心地良いリズム、独特のニュアンスは、耳で聴いてこそ実感できるものだと思います。
幸いにも、というべきでしょうか、インターネットで方言も聞くことができる便利なご時世になりました。
おかげで私なりに能登の方言について勉強はさせていただきましたが・・・
地元の方からすれば、所詮、付け焼刃。そう言われることを覚悟の上で、敢えての挑戦です。
言うなれば「フィクションとしての方言」。
たとえフィクションであるにしても、いわゆる標準語では伝わりにくい、仄暗い気配、そして湿度といったものを感じていただけたら、何より嬉しく存じます。

朗読は岡埜葡萄。リコーダー演奏武藤哲也。
今年もふたりで新しいことにチャレンジしたいと思っております。
ということで、今回は能登の方言!




会場のサンロクカフェは、オープンしてちょうど1年。お洒落で美味しいと評判のカフェレストランです。
コンサートの後は(別料金になりますが)私たちと一緒に、テーブルを囲んでお食事などいかがでしょう。
石窯で焼いたアツアツのピザ、季節の素材をトッピングに、またソースに生かしたパスタ、新鮮なサラダや小粋なオードヴルなどなど。美味しいメニューとおしゃべりを用意してお待ちしております。



最後になりましたが、昨年はブログの更新がままならず、ご迷惑ご心配をおかけいたしました。
今年はしっかり更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。








この記事へのコメント

Kayoko
2018年01月15日 18:12
半村良…いいストーリーテラーでしたね。
高校生のころ、読みふけりました。
2018年01月15日 20:28
◇Kayokoさま

昨年はいろいろとありがとうございました。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 半村良をお読みだったのですね! それも高校生のころから?
女性はとっつきにくいというのは、私の思い込みだったのかしらん??
認識を改めます。
Kayoko
2018年01月16日 06:23
父が「オール読物」と「小説新潮」、そして週刊誌を毎月取り寄せて読んでいたので、それを隠れて読んでいた、かなりオマセな娘でした。
半村良は大学生だったかもです。伝奇モノ全般が好きでした。
2018年01月16日 20:45
◇Kayokoさま

まあ、うらやましいような環境ですね!
複数の文芸雑誌に週刊誌、もしかしてお父様は文筆関係のお仕事をしていらっしゃったのではありますまいか。
我が家で雑誌と言えば、母が愛読していた「暮らしの手帖」くらい。たまさか母の実家でリーダーズダイジェストを拾い読みした記憶はありますが、あまり面白いとは思いませんでした(笑)
はるの母
2018年01月16日 21:38
こちらでは初めましてですが
予約しなければ‼️ってどこへ?とりあえずこの場で宣言しておきます(笑)
Kayoko
2018年01月16日 23:52
暮らしの手帖」は私の物心つくころから我が家にありました。「リーダーズ~」はごくたまに父が。
父はちゃんとした学歴は尋常小学校卒。しかし今思えば不思議に文化の香りがある家で、母がオペラのアリアやクラッシックの名曲を口ずさみ、父はラジオで落語や講談を聴いていたかと思えば、月を肴に一献。そして若山牧水の句を教えてくれたり、ハヤカワミステリの楽しみを教えてくれたのも、父でした。学歴が立派な家族の多い嫁ぎ先とは文化的背景が違うのに、当初は驚きました。
2018年01月19日 06:28
◇はるの母さま

おはようございます。今年は雪が少なくて助かりますね。
寒気団が近づきつつあると聞いていますが、その割に今朝も暖かい。急に気温が下がった時が心配です。ありがたい宣言、ご予約ありがとうございます(#^^#)
ちょっと怖くて不思議なお話、楽しんでくださいね♪
2018年01月19日 06:41
◇kayokoさん

なんだか私の実家に似た雰囲気ですが、父は文学より音楽の方が好きだったようです。聞音楽好きの友人から影響を受けたとか。母はと言えば、こちらも家事をしながらいつも歌を歌っているような人でした。最もオペラのアリアを歌っているところは聞いたことがありませんが、「ソルヴェーグの歌」が好きでした。あとは白秋の歌かな。
そして文学と言えば、私に影響を与えたのは母と母方の叔父。私にハヤカワミステリや創元推理文庫を教えてくれたのは、この叔父です。
katananke05
2018年01月29日 21:41
私のパソコンがぶっこわれ 入れてたブログの数々が消えて
そのあいだ aostaさんも お休みだったのですね〜
半村良は 読んだことはありませぬ〜
怪奇伝承物も かかれているのですか、、それも 方言で〜

わたしも 活字好きは 母の遺伝かもです〜
母は 寝床でよく 何か読んでいました、、
我が家は サンデー毎日と リーダーズダイジェストと
主婦と生活を 母がとっていました〜
わたしは リーダーズダイジェストで
「コンチキ号漂流記」など 読んでいましたよ〜
2018年01月30日 08:32
◇katanankeさん!(^^)!

コメント欄にお名前を発見して大喜びです。
長野ご無沙汰丹生も関わらず、ご訪問くださり本当に嬉しいです。
昨年は、ブログもほとんどお休みの状態でしたが、いろいろな状況も良い方に向かい、再びブログ更新の意欲が湧いてきました(笑)

katanankeさんも半村良はお読みになっていらっしゃらないのですね。私も今回初めて
半村良を手に取ってみたのですが、これが滅法面白い!まだ短編しか知らないのですが、いずれ長編にも挑戦してみようと思います。

ktanankeさんと同じく私も母の遺伝で本が好き♡
小さいころからいろいろな本が身の回りにあって、大人の本や雑誌を背伸びしながら読んだものです。理解できたものも、わけがわからなかったものもありましたが、読むことが面白くて・・・そのまま年を重ねて活字中毒のおばさんになりました。
「コンチキ号漂流記」ヘイエルダールでしたっけ?私も読みましたよ!
ヘディンの探検ものとか、ノンフィクションもワクワクしながら読んだものでした。
今読んでみたら、またあのころとは違う感慨を覚えるのでしょうね。
いろいろな本のこと、またご一緒にお話ができたら嬉しいです。ありがとうございました。

chijimi(旧mint)
2018年02月27日 10:52
やっと2年ぶりに自宅PCネット繋げたのでPCからの投稿です。お元気でしたか?プロバイダー替えたけど、これからもどうぞ宜しくお願いします。
2018年02月27日 16:42
◇まあ、chijimiさん!

お久しぶりです。ご無沙汰しておりましてごめんください。
chijimiって、あのチヂミのことでしょうか?
アルファベットの i と j が並んだ感じが可愛らしい感じ(#^.^#) 
素敵なお名前になりましたね!こちらこそまたよろしくお願い申し上げます。
2018年03月01日 00:24
aosta様
初めまして!
実は、今週末に図書館主宰の初めての朗読会に行きます。
バリトン歌手が朗読する童話です。
読書は「偏読」です=「偏食」を捩りました。
半村良は名前はよ~く知っていますが、読まずに終わりそうです。
これからもどうぞ宜しくです!
2018年03月01日 06:21
◇のりこさま

ご訪問、ありがとうございます。
図書館主催の朗読会、それもバリトン歌手の朗読で!
何を読まれるのでしょう?ワクワクしますね。
またブログにアップなさるのでしょうか?楽しみにしています。
読書に関しては、のりこさんのお言葉をお借りすれば、私もかなりの「偏読」です。
若いころはそれなりに、世にいう「読むべき本」のリストに振り回されたこともありましたが、今では開き直って読みたいものだけ読んでいます。
とはいえ、半村良のように名前だけは知っていてもついぞ手にすることがなかった作家の作品を朗読する日が来ようとは、面白く不思議なものですね。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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    Excerpt: 今回の朗読コンサートで読んだ半村良の「能登怪異譚」。 Weblog: 消えがてのうた part 2 racked: 2018-02-28 06:46