10月のバラク イングリッシュ ガーデン (花編)




10月のバラクラではダリアが有名らしい。

最近のダリアは、色もカラフルで大きさや形もほんとうに様々。
新品種も次々に発表されて、もはやブーム友言うべき状態と聞く。
しかしながら寒さに弱いダリア、八ヶ岳山麓では秋に塊根を掘り上げ、暖かい春を待たなければならない。
いったん掘り上げ、また植えなおす手間だけでなく、冬の間の管理も難しいと聞いて、本来怠け者の私は、ダリアには手を出すまいと誓っている。

逆にバラクラでは毎年数えきれないほどたくさんのダリアを掘り上げ、適正な温湿度で保管し、春になったらまた植えなおすという、大変な作業を手間を惜しまず繰り返していることになる。
さすがのバラクラ!
手間を惜しんで、はなからダリアをあきらめている私にしてみれば、ただただ驚き関心するばかりである。


ということもあって、なるべくダリアは見ないように心掛けて(?)庭を散策。



ダリアのようなあでやかさこそないけれど、青みを帯びて透き通るピンク色のコルチカムが群生するこのコーナーは、私のお気に入り。

葉が出るより先に花を咲かせるコルチカムは、別名イヌサフランと呼ばれる。
一見すると確かにサフランに似ているが、サフランがアヤメ科であることに対し、こちらはユリ目イヌサフラン科。
似て非なる花である。
サフランのめしべは香辛料として知られているが、イヌサフラン(コルチカム)の球根や種子にはコルヒチンという毒性の強い成分が含まれるとか・・・・

そう言えば、昔はダリアの塊根にも毒性があると聞かされていたっけ。
ダリアの毒性は事実無根、現在では否定されているが、イヌサフランに毒性があることは、間違いはないらしい。

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毒性を持った植物には、いずれもそうあらねばならない必然があってのこと。
そして植物の「必然」とは、自らの種の存続に直結しているものであればこそ。
そう思って眺めれば、何やら健気に見えてくる。
毒性のあるなしに関わらず、何より、花が美しい。

微かに風が立ち始めた秋の午後、雲の流れと一緒に、差したり翳ったりする陽ざしの下で、
コルチカムの花は、淡く儚い夕暮れの色に染まってゆく。


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目を転ずると、鮮やかな青色にペイントされたベンチの脇にシックな臙脂(えんじ)色の菊のひと群れ。
青と臙脂という色の合わせ方が新鮮で印象的だ。

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ここでは銅葉のダリアが一輪、あるかなきかの風に揺れている。
決して大きくはないその花の、はっと目を引く存在感。

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メドウガーデン近くには、ハロウィンを意識したと思われる魔女のオブジェ。
写真では魔女の姿を発見するのは難しいかな・・・・

オブジェの手前の植え込みにも箒草(コキア)。
魔女に箒はつきものですもの。念の入った植栽です(*^^)v
なぜかそこだけぽっかりと陽が当たって、白く輝いているのが神秘的。

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さてこちらは、我が家の庭先で、ひっそりとかえり咲いていた一輪のオールドブラッシュ。
アイルランド民謡「夏の名残の薔薇」はこの花だと聞いたことがある。
青みを帯びて咲く名残の薔薇には、なぜかいつも凄みのようなものを感じてしまう。

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この記事へのコメント

2015年10月10日 23:26
コルチカムの群生もステキ!大好きなんです。 だけど今はマンションのベランダと限られたスペースなので、テーブルの上で楽しんでます。今年は白花でした。娘Hにも送ってあげようと買ってあったのをすっかり忘れてウチで咲くことになっちゃいましたけどね・・^_^; そう、1か月くらい前?どこかのおばあちゃんが間違ってコルチカムを食べて死亡した・・とニュースになりましたね。 ダリヤ、私も子供の頃毒があると教わった記憶がありますが、ないんですね~? どこから間違ったのでしょうね。
HT
2015年10月11日 08:17
おはようございます。
素敵なお庭ですねぇ。沢山のお花が綺麗に咲いていますね。
ダリアってそういうお花なのですか。此方でも最近は彼方此方で咲いているのを見かけます。そういった苦労をされているのですねぇ。私はすっきりしたお花の方が好きなので、その辺に綺麗に咲いていてもあまり何も感じなくて写真を撮ることも殆どありません。
2015年10月12日 06:15
◇mintさん

mintさんも、コルチカムお好きなんですね(*^^)v
庭の色どりが寂しくなった庭で咲くコルチカムの花はとても印象に残ります。テーブルの上に転がしたままでも花を咲かせるくらい、生命力の強い植物でもあるのですね。

>どこかのおばあちゃんが間違ってコルチカムを食べて死亡した・・

コルチカムの毒は、アルカロイド系のコルヒチンという物質なのだそうです。一見すると里芋か小さなジャガイモのようにも見えますから、間違えてしまったのでしょうか。そう考えると怖いですね。
ダリアには毒がある・・・・私も小さいころそう聞いていました。
母の実家の庭にダリアが植えられていたのですが、「その花には毒があるから、触っちゃいけない。」と教えられていました。まだ小さかった私に「毒」という言葉は強烈に残って、以来”ダリア=毒”の図式が出来上がってしまいました。
Wikipediaで調べてみると「利用」の欄で、のっけから”ダリアは、かつては有毒とされたがこれは誤りである”と出てきました。食べ過ぎると腹部膨満をもたらすこともあるようですが、一時は食用化が試みられたこともあるようです。花びらも、ほかのエディブルフラワー同様サラダなどの彩に使えるそうです。

祖母の時代、まだ珍しかったであろうダリアの花が、いたずらされないように、”毒がある”といって子供を遠ざけようとしたのかしらん??
不思議ですよね。
2015年10月12日 06:28
◇HTさん

ダリアの花はメキシコ原産で、元々は高地に自生していた花なのだから、寒さに強いはず、と思うのは早合点のようです(;'∀')
植えっぱなしでも冬越しが可能なのは、暖地に限られるんですって。
「暖地」がどのくらいの気温を想定しているのか、良くわかりませんが、少なくとも信州は暖地ではないですよね。
katananke05
2015年10月13日 18:17
コルチカムが 緑の芝生の中に ぽつんぽつんと
薄紫か買ったピンクの花でさいていて
夢のようですね、、
毒を持つ花は みんな あやしく 美しい、、
彼岸花も とりかぶとも、、

この銅葉の ピンクのダリア
うちにもあるんだけど ことしは バッタにかじられ
葉も蕾もさんざんでした、、
来年は まきたくないけど殺虫剤 しゅーしゅーします~
2015年10月13日 22:50
◇katanankeさん

黄昏が近い時間、コルチカムの花だけが夢を見るように咲いている光景が幻想的でした。透き通るように儚げな花びら。八重の花、一重の花・・・・
白いうなじのような茎の上で咲く薄紫の花には、確かに妖しい美しさを感じますね。
トリカブトの目が覚めるような青い花も夏の名残りのように咲いていました。
そう言えば、彼岸花。あの花も、葉っぱより花が咲きでしたよね。
曼珠沙華とも呼ばれる彼岸花、ところ変われば死人花(しびとばな)、と呼ぶ地方もあるようです。

銅葉のダリア、バッタがかじっちゃったんですか??
バッタって蕾も齧るんですね。あの葉色と花とのコントラストが素敵なのに本当に残念。ところで、katanankeさんは冬ダリアの根を掘り上げていますか?
暖地ではそのまま冬越し可能と聞きますが、どの辺りまでを「暖地」と言っているのか、気になります。
カタナンケ
2015年10月19日 22:40
横浜はりっぱに 暖地ですよ~
私はダハリア、、は 植えっぱなしです、、
こちらでは 地植えでブーゲンビリアが咲いているお宅もありますよ~
ポーポーという 熱帯の実のなる木を 
垣根にしているおたくもあるそうで、、
2015年10月20日 15:57
◇カタナンケさん

横浜は暖地。そうですよね。納得。
植えっぱなしでいいなんてうらやましい限りです。地植えのブーゲンビリア??
なんだか沖縄みたいですが、ブーゲンビリアって横浜では大丈夫なんですね。
温暖化の影響もあるのかしら。

おポポー、懐かしいです。ポーポーってね、寒さにもすごく強いんですよ!
その昔、信州でポーポーを栽培しようと試みた人がいたようで、その名残か、わが母校の中庭にも大きなポーポーの木がありました。ちゃんと実もなりました。ねっとりとバナナに似た感じのお味だったと思うのですが、どうだったかな・・・・
でもその樹以外にこの辺りで、ポーポーをみたことはありません。果皮が薄く、商品化は難しいとのことで、栽培計画は頓挫したようです。
それももう何十年も昔の話。
母校は2007年に創立100周年を迎えているので、ポーポーが植えられたのはいまから70年以上前のことらしいのですが、平成元年に共学化され、それにともなう本館の取り壊しの際、切られてしまったような気がします。紫色の花も面白かったのに残念。

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