消えがてのうた part 2

アクセスカウンタ

zoom RSS vol.8 サマー・コミングル 「ブランデンブルク協奏曲第2番」

<<   作成日時 : 2013/07/30 17:38   >>

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 8





毎年7月の最終週の週末に行われる蓼科三井の森「サマー・コミングル」も今年で8回目を迎えました。

P氏こと武藤哲也がテレマンの四重奏曲二短調で初めて参加させていただいたのは3年前。
翌年の第6回には体調不良で参加できず、第7回の去年クヴァンツのトリオ・ソナタ ハ長調で復帰いたしました。
そして3度目の参加になる今年、P氏が演奏することになったのは、バッハのブランデンブルク協奏曲第2番。
通常でしたらリコーダー・パートを演奏するところなのでしょうが、ここでP氏は考えました。

モダン楽器のオーケストラで演奏する場合、リコーダーだと音量的に難しい。
ならばいっそリコーダー・パートをフルートにお願いして、トランペットのパートをソプラニーノ・リコーダーで演奏したらどうだろう・・・・
同じリコーダーでも柔らかい響きのアルト・リコーダーに比べ、硬質で鋭い音色のソプラニーノならば、オーケストラの響きと互角になるはずだ、と。

トランペットの出番は第1楽章と第3楽章のみですが、それを補って余りある成果が期待できるのでは、と考えたのですね。
およそP氏でなければ考え付かないアイデアかもしれませんが、持ち前のチャレンジ精神がむくむくと頭をもたげてきたのでありました。




画像

蓼科三井の森 ハーモニーの家 渡邉暁雄メモリアル・ホール






フルートの佐々木真さんにリコーダー・パートの演奏をお願いしたところ快諾していただき、ソプラニーノ・リコーダーでの参加が決まりました。
結果は・・・ソプラニーノで大正解!!
きらきらと輝くような高音のソプラニーノ・リコーダーはオーケストラ伴奏の中に埋もれることなく響いてきました。
トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンの独奏楽器がそれぞれに活躍する第1楽章アレグロ・モデラート。
ドライヴ感あふれる活き活きとした曲調、ソプラニーノ・リコーダーの素直で無理のない高音が、いやがうえにも祝祭的な雰囲気を盛り上げる中、リコーダー・パートのフルートの音色も埋もれることなく響いてきました。

変わって第2楽章のニ短調アンダンテ では、トランペット・パートは完全に沈黙を守り、ヴァイオリン、リコーダー(今回はフルート)、オーボエが、憂いに満ちた優雅な旋律をフーガのように繰り返し奏でます。

そして華麗なトリルがちりばめられたソプラニーノ独奏によって始まった第3楽章アレグロ・アッサイ。
心地よい波の繰り返しにも似て、次々と主題がフーガ風に展開して行くのを聴いていると、気持ちはいやがうえにも高揚していきました。

高音域のみで作曲されたトランペット・パートは高度なテクニックが必要と言われていますが、その後のP氏談によれば、もともと高音域の楽器であるソプラニーノ・リコーダーで演奏する場合は比較的楽なんだ、とのこと(笑)
結果として、ソプラニーノ・リコーダーの響きは想像以上にぴたりと決まりました。
相変わらずの身びいきかとお笑いになるかもしれませんが、たくさんの拍手と嬉しい感想を頂き、演奏は大成功であったといっても過言ではなかったと思います。
まずは、めでたしめでたし(^^♪



画像





実は、トランペット・パートのほかにも、オーボエをどうするかという問題がありました。
ブランデンブルクの2番の独奏楽器としてオーボエが必要なのですが、現在コミングルのメンバーの中にはオーボエ奏者がいないのです。
事情を聞いて馳せ参じて下さったのは金井聡さん。
金井さんが了解して下さらなければ、今回の演奏曲目は違うものになっていたかもしれません。
生で聴くことができたブランデンブルクの第2番。
聴く人の心をぐんぐんと引っ張ってゆく推進力に満ちた演奏は、熟練したオーケストラと果敢な若手による素晴らしい演奏となりました。





              コンチェルティーノ(独奏者)
       
                       トランペット(ソプラニーノ)    武藤哲也
                       リコーダー(フルート)      佐々木真
                       オーボエ              金井 聡
                       ヴァイオリン            小形真奈美


              リピエーノ(オーケストラ合奏)

                       コミングル・オーケストラ
   




★武藤哲也リコーダー&オカリナ教室はこちら → http://folli-2.at.webry.info/201503/article_4.html 






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
ナイス ナイス ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ブランデン 生で聴いたことがありません。
あるかもしれないけど 忘れてマス・・・笑

リコーダーにソプラニーノなんてあるの知りませんでした。
ほんとうに楽器の種類って多くてびっくりしてしまいます。
昔の絵にあるような楽器を実際に日本でも演奏しているのを見ると
なんともいえない不思議な感じがします。

ご主人さまの演奏どんなに素敵でしたでしょう。
音色を想像します・・・

わたしもいつかアンサンブルしたいです。まだ キラキラ星 なのです! 
しっぽ
2013/07/30 23:31
回りの状況に応じて 臨機応変に 最上の演奏を考える、、と
言うことが その人のセンス、、ということでしょうか、、
P氏の すべてひっくるめた才能がいかんなくはっきされた 演奏会だったのですね〜

この曲自体は クラシック音痴なので ぜんぜん 想像もできないのですが
荘厳にして 雄大にして そして 軽やかに はずみながら、、
こんな 感じ? かしら〜
カタナンケ
2013/07/31 09:34
◇しっぽさん

こんばんは♪
ブランデンブルク協奏曲、私も生で聴いたのは今回が初めてです。
こんかいトランペットの代わりに使用したソプラニーノ・リコーダーはアルト・リコーダーの1オクターブ上の音が出ます。ソプラノ・リコーダーよりさらに1オクターブ上のガークラインというリコダーもありますが、実際の演奏で使われることは、ほとんどありません。ピッコロと同じ音域のソプラニーノがリコーダーの最高音とすれば一番低い音が出るのはコントラバス・リコーダー。こちらは2mくらいあるのでクルックがついています。リコーダーという一種類の楽器だけで、オーケストラの音域をカバーできるので、7種類のリコーダーを駆使することで、交響曲も演奏できるんですよ。たとえばモーツアルトの「ジュピター」。オーケストラ譜からの演奏です。URL
添付いたしましたので、お暇なときにでも聴いていただけると嬉しいです。

キラキラ星は私も息子と一緒に弾いたことがありますが、そこまでで終わってしまいました^^;
aosta
URL
2013/07/31 21:59
ご成功おめでとうございます。
トランペットをソプラニーノでという発想、P氏ならではですね。
ソプラニーノ、リコーダー属の高音域を支えるために作り出された派生的楽器とおもっていましたが、トランペットのあの高らかな役目も十分に務まるとは驚きです。
ブランデンブルグ、毎日聴いていたときがあり、演奏を聴きたかったです。
ぶんな
2013/07/31 22:54
◇カタナンケさん

コメントありがとうございました♪
今回演奏した第2番野協奏曲の独奏楽器はトランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンとなっていますが、バッハがブランデンブルクを作曲した当時、オーケストラの編成は今よりずっと小規模のものでしたから、リコーダーも十分に聴きとれたのでしょうね。臨機応変というのは確かにPの才能の一つかもしれません^^;

>荘厳にして 雄大にして そして 軽やかに はずみながら

そんな風に感じていただいて、とても嬉しいです。
荘厳というよりは壮麗といった方が近いかもしれませんが、活き活きとして軽快な旋律は、まさに弾むようななダイナミズムを感じる曲です。今回の演奏を聴いてくださったお客様のお一人は「元気になる曲、前へ前へと押し出されてゆくような曲」と表現してくださいました(^^♪
aosta
2013/08/01 00:17
◇ぶんなさん

おはようございます♪
ブランデンブルクを毎日聴いいた時期、私にもありますよ。特にピノックに嵌っていたものです。Pがリコーダーで全曲演奏をして、もう一度じっくり腰を据えて聴くこととなりましたが、本当に素晴らしい曲だと思います。華やかに外へと向かうと同時に、内省的に襞を刻んでゆく曲もあり、何度聴いても新鮮です。

リコーダーという楽器はもともと鳥の声の模倣をすることから始まった、と聴いたことがあります。バロックの様々な曲のなかでも、鳥のように囀るリコーダーの音色を確認でいるかと思います。ソプラニーノなどまさに鳥の声の再現にはうってつけだったのではないでしょうか。オーケストラが厚くても、高音はその厚みを縫うように良く響きます。トランペットに比べ線が細い音ではありますが、色彩感という点では、トランペットと良い勝負かもしれません。
aosta
2013/08/01 05:19
ちょいと凹み気味だったのですが、なんだかこのステキなお写真見て少しホッとできています。音楽の事はよく分からないけど、今の心境で聞いたら心に染み入るんだろうな〜って思いました。皆さん、大変なご準備とかもあったでしょうが、無地成功のようでよかったですね!
mint
2013/08/01 10:35
◇mintさん

こんばんは。

>ちょいと凹み気味だったのですが

いつもお元気なmintさんですが凹むことだってありますよね。
私の写真で少しでもお気持が回復したとすれば、とても嬉しいです。

人って落ち込んでいる時や、さびしい時の方が感受性が敏感になって、深いところで感動できるような気がします。音楽は特にそうだと思います。

今年は三度目の参加という事もあったのでしょうが、Pも私もリラックスして楽しい時間を過ごすことができました。新しい出会いに恵まれたことも感謝。
また来年もがんばりま〜す(^^♪
aosta
2013/08/01 22:40

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
vol.8 サマー・コミングル 「ブランデンブルク協奏曲第2番」 消えがてのうた part 2/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる