風が渡るとき





ひなげしの花が一輪咲いて、それまでの草むらに草原の気配。

薄い和紙のような花びらに風がひかる。


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モナルダの赤。

たいまつ草という別名の通り、燃えあがる炎のような花。
淡いピンク色ののこぎり草が揺れて、風が見える。


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こぼれ種で、至るところから生えてくる、フランス菊の白はいくらあってもうるさくない。
主役にはなれないかもしれないが、一緒に咲く花を引き立ててくれる健気な花だ。

ひらひらと舞っていたのは氷河時代の生き残り、ウスバシロチョウ。
花びらの上で、透けるように薄い翅を休めている。


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草取りもままならない我が家の庭。
さながら、草原のように、我が物顔ではびこる雑草だが、
それはそれで良し。
自宅にいながらにして草原の風を感じられると言う事は
考えてみれば、なんとも贅沢な喜びではないだろうか。







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この記事へのコメント

bunbun
2011年07月08日 10:06
 ヒナゲシ、たった一輪でも透かさず目に飛び込んできます。
わが庭で増やそうと躍起になって、なぜかこの敷地の土には馴染んではくれないのです。ヨーロッパでは小麦畑に生える雑草と知り肩の力が抜けました。
 モナルダ、これもまた赤は赤でもここでは、写真ではかもしれませんが、思慮深げな赤と感じられます。シソ科なようですね。意外でした。
>主役にはなれないかもしれないが、一緒に咲く花を引き立ててくれる健気な花だ。
 たしかにこのフランス菊は庭番のご都合主義でいつも生えさせられたり刈られたりを繰り返しています。それでも消えるということがありません。心が痛むほどの順応性、また見目にはそぐわない驚くばかりの強かさという感じがいたします。
 ウスバシロチョウ、拡大しましたら、翅の特徴がきれいでした。
 昨日モンシロチョウを撮ろうとしてしばらくカメラを向け続けたのですが、うまくいきませんでした。翅を広げた瞬間を捉えることができ、ラッキーでしたね。
 高原散歩楽しかったです!
 
琳々
2011年07月08日 14:24
風の渡る庭、素敵ですね!ため息が出ます。あまたの草花の写真も楽しませて頂きました。風を感じながら・・・。やはり赤いヒナゲシ一輪、が目を引きます。蝶も好きです。そして、私も白い花が好きなのです。
bunbun
2011年07月08日 20:25
ウスバシロチョウはアゲハチョウの仲間のようですが、いま家の中にサナギになったアゲハチョウがいます。羽化を待っているところです。あげようと思っていた子ども達が何しろ12階に住んでおり、毎日サンショウを届けなければならないともうすこし大きい青虫になってから渡そうと思っているうちに、早々とサナギになってしまいました。チョウって面白いです。
2011年07月08日 20:51
◇bunbunさん

我が家のケシの花も、どこから飛んできたのか、ある朝、緑一面の草の中でぽっかりとオレンジ色の花を咲かせていました。雑草の中をよくよく眺めてみましたら、他にも何本か、背伸びするように顔を覗かせているヒナゲシを見つけました。こぼれ種ですこしづつ増えてくれると嬉しいです。
モナルダは、ここ2日ほどで咲き始めたところです。一週間もしないうちに、庭の一角がモナルダの赤で一杯になります。ベルガモットとも言われるこのモナルダ、名前の通りs柑橘系のとてもよい香りがします。まだ何の芽とも判らないうちから、しっかり香るので、雑草と間違えて抜くことはまずありません。赤の他に優しいラヴェンダー色のモナルダもあって、こちらも素敵です。

ヒョウモンやタテハ、アゲハは、毎日庭を舞っていますが、ウスバシロチョウは、個体数が多くないのか、あまり見かけることがありません。どこかはかなげなこの蝶が、氷河時代から生き延びている種だとは意外すね。遅ればせながらの、スプリング・エフェメラルを感じる蝶です。
2011年07月08日 21:07
◇琳々さん

ヒナゲシの花が一面に咲き乱れている光景も素敵なのでしょうが、一輪のヒナゲシ画風に揺れる様子はまた違った趣がありますね。
モネの絵に描かれたヒナゲシの花が好きです。モネの「日傘をさす女」だったかしら、草原に吹く風を感じる絵です。

>蝶も好きです。そして、私も白い花が好きなのです。

同じものが好き、ということは嬉しいものですね。
琳々さんはお使いになっていた「青らむ」と言う言葉の語感、私も好きです。
2011年07月08日 21:19
◇bunbunさん

再コメントありがとうございました。

羽化を待つアゲハ蝶のサナギ、と聞いただけで、わくわくしてしまうaostaです。
「羽化」という神秘的で特別な瞬間。それはまさに一つの命が花開くときだと言う感じがします。蛹の中の蝶は羽化の直前まで、神経や呼吸器系を除く他の組織は、完全な液体の状態なのだそうです。それまでの幼虫の形が、一度液化し、羽化の直前に再び固体化して蝶の形を成すのだとか。これって、神秘以外の何ものでもありませんよね。

ブログ本文中に「蝶の羽」と記しましたが、bunbunさんがお書きになったように「翅」が正しく、訂正させていただきました。ありがとうございます。
2011年07月16日 12:53
たった一輪咲いたヒナゲシの花を愛でていただいて嬉しいです。ひなげしの花には思い出があるのです。フランスの大学が夏に開催する外国人向け語学コースに通ったとき、田舎のボランティア家庭が学生たちに昼食を振舞ってくれる「日曜日は田舎で」プログラムがありました。町に住むフランス人たちには休日は田舎に行って息抜きする習慣があるので、それができない外国人学生は可哀そう、という企画でした。

私を受け入れてくれたのは農家。地平線まで畑という風景の中を走っていたとき、道端にひなげしがたくさん咲いていました。夏の日差しを浴びて輝く色に魅せられた私は感激して、マダムに何の花かと聞きました。「コクリコですよ」、と馬鹿にするような返事。後で分かったのですが、ひなげしは珍しくもなんともない花なのでした。フランス国旗のシンボルとして使われる花があります。ひなげしの赤、フランス菊(フランスではマーガレットと呼ぶのですが!)の白、矢車草の青。ですから、ありふれてはいてもフランス人には愛着のある花々だと思うのですが、あのマダムの反応にはぐさりとナイフを刺された思いがしました。その後は、「日曜日は田舎で」に参加するのは止めてしまいました。

ずっと後になってからの出来事。近所の人の工場に遊びに行ったら、社長さんの家族も来ていました。幼稚園児だった女の子が、道端に咲いていた花を摘んで花束にしてくれたので、大げさに「ありがとう」を言いました。気をよくした女の子は母親にも同じものを作ってプレゼントしたのですが、「なに、こんなもの」と受け取りません。ひなげしのことを思い出して身につまされてしまいました。なぜか母親から嫌われている子なので、彼女には日常茶飯事の出来事は忘れてしまっているでしょうが、私は未だに痛い記憶として残っています。
coco
2011年07月16日 23:14
aostaさん こんばんは。
今日もお昼間は暑かったですね。
でも、高原の夜はヒンヤリとした冷気のおかげで
昼間の猛暑を忘れさせてくれますね^^

風を感じる草原の庭は、私の理想とする庭なんです♪
ルドベキア・グラリオーサ・デージーのお名前教えていただいて嬉しいです!
ありがとうございました♪ネームプレート作っておきます。
それにしても、お名前よくご存じですねぇ。

ひなげしのお花 その一輪がlovely!
2011年07月17日 05:24
◇Otiumさん

おはようございます。
フランス国旗のシンボルとして使われる三つの花は、どれもありふれていると言うより、雑草と言ってもいい花ばかりですね。でも雑草にしても、その花は美しいと思います。どれも群生して増える強さを持っています。国旗を表すに相応しい花だと思いますが、農家にとっては確かにやっかいな雑草なのでしょうね(笑)。
そう言えば、ポピーも矢車草も、ひとくくりに「コーンフラワー」と呼ばれているのも「雑草」という意識からなのかもしれません。我が家の庭にはびこる雑草を見た人から、綺麗な花ですね、って言われたら、私も憮然としてしまうかもしれません(笑)私の場合ポピーと言うと、昔見た映画の影響でハンガリーやポーランドを連想します。

子供は純粋な目を持っていますから、雑草であるとかないとかではなく美しいと言う事に反応したのでしょうね。無視された花束・・・女の子の想いを考えると、私も胸が痛いです。本人は忘れてしまっていると言う事が、一層こたえます。
なぜか愛されない理不尽。どんなにつらい事実でも「日常茶飯事」になっていくと言う事実が哀しいです。
2011年07月17日 05:42
◇cocoさん

コメントありがとうございました。
グラリオーサの件で連絡差し上げた方がいいかしら、と思っていたところでした。あのあとちょっと気になって、確認しましたところ「グロリオーサ」が正しいようです。あやふやな記憶で「グラリオーサ」と言ってしまいごめんなさい。画像のURLを添付いたしましたので、確認してください

小さい頃から、図鑑を眺めるのが好きで、今でも、通販のカタログなどくまなく目を通して繰り返し眺めています。咲いている花や植物の名前が判らないといつまでも気になって落ち着きません。これは一種の病気かもしれません(笑)。

今年は去年よりだいぶ熱心に雑草取りをし、新しい宿根草も植えて、やれやれなんとか庭らしくなった、と思ったのも束の間、あっと言う間に雑草の天国と化してしまいました。取っても取っても、草取りのスピードの何倍もの速さで雑草たちは芽吹き成長して行きます。P氏から、「その場所は何クールめ?}と言われるほど頑張りましたが、ここ数日の熱さでは、そうそう長い時間庭にいられません。
畑には連日鹿が姿を現して、二十日大根の葉っぱやら何やら食べています。
キッチンの窓からよ~く見えるんですが、つい、追う事を忘れてみとれちゃう・・・
しっぽ
2014年06月19日 22:15
すってき!素敵な詩ですね…
雛罌粟は…ヒナゲシは近くの美術館の奥のほうに前は沢山さいていました。沢山まだ一眼の時に写真をとりました。そのうちヒナゲシの日傘を作れればと思っています。

いま二本でもよく見るのはアマポーラでしょうか?
2014年06月19日 22:50
◇まあ、しっぽさん

こちらにもコメントをくださるなんて、ありがとうございます!
雛罌粟、と聞くと与謝野晶子を連想してしまいます。同じひなげしでも、晶子のひなげしは赤ですね。ひなげしには赤のほかにピンク色や白もあるようですが我が家に富んできたのはオレンジでした。
そういえば虞美人草という呼び名もあります。こちらは漱石。やっぱり花は赤。
ケシという花はいろいろなイメージを喚起する花、それも赤いひなげしは情熱的な恋のイメージですね。ふんわり薄くて軽いひなげしの日傘、くるくる回して風の中を歩いてみたい。
アマポ~ラ~♪という歌、ありましたね!
あの花も赤ですね。

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