消えがてのうた part 2

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zoom RSS 秩父一泊二日 / 街の花屋さん 

<<   作成日時 : 2016/01/29 23:11   >>

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一応目的地はあったのですが、そこはP氏と私。
歩きながら気になるお店が、ここにも。あそこにも。


二人でそれぞれ気に入ったところで立ち止まるものだから、なかなか先に進みません。
たとえばこのお店。
古い街並みの中でここだけ一足先に春の気配。


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でも足を止めたのは、ガラス越しに見える花に惹かれただけではありません。
街並みが微かに揺らぐように写り込んでいるガラス。その揺らぎが、私を呼び留めたに違いありません。
今私たちが目にする大量生産・均一な品質のガラスではなく、一枚一枚手作りされていた昔のガラスには、表面に歪みがあったり、稀に気泡も入っていることもあるのです。
(ガラスと書くより硝子と書きたくなるような)
歪みがあるから、その硝子を通して見える世界や透過する光は、優しく揺らいで見える。
そうしたわずかな揺らぎが、私には何かの合図のように思えました。

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お店の方のお話によれば、その昔ここはお肉屋さんだったのだそうです。
えっ、お肉屋さんだったんですか??
「お肉屋さん→花屋さん」  この関係が意外過ぎて、びっくり。
どんなお肉屋さんだったかわかりませんが、名前のある建築家の設計によるものと聞いてまたまたびっくり!

私が気に入ったガラス戸は、もともとこのお店にあったものではなかったみたい。
オーナーの方が、たまたま他所で見つけて一目で気に入ってしまい、ご自分のお店につかわれたというお話でしたが、言われてみれば、お店よりこのガラス戸の方が古いかもしれません。
でも幾何学模様の暖かい木枠は、最初からここにあったかのように、お店になじんでいました。




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お肉屋さんとして使われていたころから変わっていないという床は、直接水洗いできるように青と黄色のカラフルなタイル貼り。明るくて楽しいモダンな色使いです。
今は白く塗られた壁ですが、最初は何色だったのかしら。
案外昔から白だったのかもしれませんね。その方がタイルが綺麗に見えますもの。






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壁から天井にかけて、むき出しになった配管。
意外なことに、武骨な配管が不思議に効果的なアクセント。




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白いタイルの壁面には水道の蛇口。これも昔のまま。
床を洗う時、この蛇口にホースをつないで直接水を撒いたのかもしれません。
低い位置に取り付けられた蛇口は、使い勝手も良さそう。水仕事が多い花屋さんも重宝していることでしょう。
はじめはお肉屋さんとお花屋さんが結びつかなかった私でしたが、なんとなく納得。





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そしてシックで落ち付いたこの空間、現在はフラワー・アレンジメントなどのお教室として使われいるそうですが、なんと昔は、コロッケなどを揚げていた部屋なんですって!
お肉屋さんの揚げたてコロッケ、美味しいですよね。昔はよくありました。
最近ではお肉屋さんではなく、コンビニでよく見かけます。(-.-)
コンビニではなく、お肉屋さんの「正しい」コロッケが懐かしい・・・・
あらあら?
どこで間違えたのかしら。
ここはおしゃれな花屋さん、話をもとに戻しましょう(^^ゞ


お店の名前は花Renさん。カレンと読むそうです。
片隅には水耕栽培のヒヤシンス。ガラス越しに真っ白な根っこが勢いよく伸びています。
花の命がそのまま形になったような強さ、美しさです。
ひと目を引く花だけでなく、みずみずしい葉や茎の美しさに気付かされるシンプルなディスプレイは、オーナーのお人柄そのものでした。




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                                                         つづく





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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
aostaさん、おはようございます。

目に飛び込んでくるようなというのか、思わず引き寄せられるような素敵な窓ですね!
木枠の窓に、ゆらゆらガラス。タイルの床も素敵です。ホントに素敵。
このガラス戸、お店のオーナーの方が他所で見つけて一目惚れ、ご自身のお店にと選ばれたというのも頷けます。オーナーの方も、建築ファンなのかしら?その方とお話ししてみたいモノです。 自分の感性にピンとくるものとの思いがけない出会いは、街歩きの楽しみですね。



ANNA
2016/01/30 07:20
おはようございます。
波打ったようなガラス、昔はいっぱいありましたですねぇ。今でもそう云うガラスが残っているのが素晴らしいですね。それに大きなガラスなのに当時のままと云うのが凄いですね。
お店も元はお肉屋さんの建物がお花屋さんになって、中も綺麗になっていますね。私の所では蔵が再利用されたりしている所はありますが、この建物拝見しているとそんなに古いようには思えないですが、大切に使われているのは嬉しいですね。
HT
2016/01/30 08:38
私もこんな硝子が大好きです!
薄氷みたいで、飴みたいで。
なつお
2016/01/31 06:26
◇ANNAさん

この窓、ANNAさんが気に入りそうだと思いましたよ(^^♪
木枠のデザイン自身はそう目新しいものではないかもしれませんが、このお店の雰囲気にはぴったりだと思いました。
引き戸の上にある、横長の明かり取りの窓(?)とのバランスがとても素敵でした。
お店の入り口もタイルばり! 青、黄色、白という配色も、どことなく地中海を連想しませんか?お気づきだと思いますが、店内の照明にも気配りが感じられます。きっとフラワーアレンジもとびっきり素敵なのでしょうね。

>その方とお話ししてみたいモノです。

東京から日帰りで秩父旅行、いかがですか?
目的地はこのお花屋さん。
近くにはANNAさんがお好きになりそうな古い喫茶店もあります。
若いころと違って、あれこれ欲張らずに本当に好きなものだけにしぼって旅する方が印象に残るような気がしています。
aosta
2016/01/31 08:25
◇HTさん

コメントありがとうございます(^^♪

波打ったガラス窓に映る風景は、ゆらゆらと頼りなく、子供の頃は、なんだか別の世界が映っているような感覚がありました。私が小さかったころの商店街は、みなこんな感じの大きなガラスがはまった引き戸でした。そして白い木綿のカーテン(笑)
木枠だけは昔のものでも、ガラスは新しく入れ替えてしまうということも多いみたいです。もとも壊れやすいものですから、割れてしまうのは仕方無いにしても、もし昔のままのガラスが入っていたら、そのまま使って欲しいですね。
HTさんのご指摘どおり、お店自体は、窓ガラスほど古くないようです。昭和も40年代の建物のようです。高度成長期で秩父の街もにぎわっていたころかもしれませんね。

HTさんのコメントを拝見していると、カメラ片手に松本まで出かけたくなってきました。近すぎて気が付かないものって、たくさんあります。松本にもたくさんの懐かしい時代が残っていますもの。
aosta
2016/01/31 08:41
◇なつおさん

昔のものはやっぱりガラスじゃなくて”硝子”と書いたほうが雰囲気が伝わりますね。

<薄氷みたいで>
季節も始めの薄氷、ちょっと不器用な感じのものがありますね。

<飴みたいで>
飴!本当だ!飴にそっくりですね。
吹きガラスの工程で、にゅい〜んと伸びる硝子、水飴みたいです。
そう言えば水晶飴やべっこう飴、なんていうのもありましたね。とろんと透明な飴は確かに昔の硝子に似ています\(^o^)/
aosta
2016/01/31 08:43
母方の祖父母が埼玉県に住んでいたので、子どもの頃、秩父、長瀞を何度か訪たんですよ。
小学生だった兄と私の楽しみは…と言うと、長瀞のライン下りと河原での小石拾い。
あの辺りでは珍しくないのかもしれませんが、赤というかエンジ色の石が河原のあちこちに落ちているものですから、兄と2人嬉々として赤い石を拾い集めました。ポケット一杯に持ち帰った記憶があります。 懐かしいな〜遠い日の思い出、昭和50年代のことです。
そうですね。久しぶりに秩父を訪れてみましょうか。
ANNA
2016/01/31 13:36
◇ANNAさん

再コメントありがとうございました。
長瀞・秩父にはANNAさんの懐かしい思い出がいっぱいあるんですね♪
今回の旅では、当初長瀞の蝋梅園まで足を延ばす予定だったのですが、秩父の街があまり興味深く、とうとう行きそびれてしまいました。長瀞は次回のお楽しみにとっておきましょう。

河原での石拾い、(私の場合は山梨県の釜無川でしたが)、私もずいぶん夢中になったものです。えんじ色の石、ってちょっと艶のある滑らかな石ではありか?
川の石は、濡れているうちはきれいな色なのに、乾くとその色が白っぽくなってしまって、ずいぶん悲しい思いをしたものです。えんじ色の物はあまり見かけませんでしたが、緑がかった青い石やきれいな模様の入った石を一生懸命集めました。
川以外の場所では、黒曜石や黄鉄鉱などを探しに行きました。お菓子の箱に綿を敷いて仕切り、集めた石を宝物のように大切にしまっていましたっけ。
やはり小学生の頃の思い出です\(^o^)/
aosta
2016/01/31 14:47
あらまあ、、ここも素敵ですね。和モダンな感じで、とても良い店づくりですね。もとお肉屋さんの床タイル、とってもおしゃれですね〜!昭和の香りが、ぷんぷんします。さすが、aostaさん。続きも楽しみです。
keikoさん
2016/01/31 23:18
一軒お花屋さんには見えなさそうな外見と、内装もそんな感じですね。だけどおしゃれにお花を飾られていてセンスが光っているなと思います。雰囲気のいいお店に入ると、なんだか心にぴったりするんですよね〜!
mint
2016/02/01 09:42
◇keikoさん

この花屋さんは、表通りからちょっと外れた普通の街並みのなかにあるんですよ。ハイカラモダンという言葉がぴったりでしょ(^^)!
よく調べてみたらこのお肉屋さんができたのは、1970年代、昭和で言えば40年ころだったようです。日本経済が右肩あがりに成長していった、明るい時代。大阪万博で日本中が盛り上がっていたころでした。そんな時代にできたお店なんだと思うと、なんだか感慨を覚えます
aosta
2016/02/01 10:30
◇mintさん

ほんと、ちょっと見ただけでは花屋さんとは思いませんね(^^♪
旅先で花は買えないわよね、と言いつつ、ふらふらとお店に入っていく私を、慌ててPが追いかけてきました。(これっていつものパターン・笑)
だって、ただ外から覗いているだけじゃつまらないですもの。
でもそのおかげで、いろいろお話を伺うことができました。観光名所を訪ねるだけでなく、出合いがあってこその旅だと思います。
aosta
2016/02/01 10:40

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