消えがてのうた part 2

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zoom RSS 「ルーマニアの旅」クリスマスの朗読&音楽会のお知らせ

<<   作成日時 : 2015/12/08 09:06   >>

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10月30日より北杜市「清春 旅と空想の美術館」において開催されている「麗しき東欧 ルーマニアの旅とクリスマス展」の中で行われるコーダーと朗読のコンサートのご案内です。

毎年、世界の様々な国にスポットを当て、その国の風土や文化を紹介する同美術館のクリスマス展、去年は北欧三国の中からリトアニアが紹介されたそうです。
私を含め、多くの人々が思い浮かべるクリスマスの風景は大抵西ヨーロッパの国々や北米に限られるのではないかと思うのですが、同じキリスト教の国とはいえ、国が違えば歴史も文化も違います。
日常の風習もクリスマスの祝い方も民族によって異なるのですね。


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そして今年のテーマはルーマニア!
「ローマ人の土地」意味するルーマニアという名前も、かつて、ローマ帝国の支配下にあったという歴史に基づいているのだとか。西から東から、様々な民族が入り込み絶えず揺れ動いていたルーマニアにとって、最大の外圧はオスマン・トルコでありハンガリー帝国でありました。
20世紀前半からは新興したソ連からの干渉が絶えず、1947年には王制が廃止され、社会主義国となりますが、1989年のルーマニア革命によって独裁政権は倒され現在に至っています。

手元にある恒文社「ルーマニアの民話」の巻末にこんな解説がありました。
「『中世の霧をまとった農民と牧夫の国』ルーマニアのイメージは一変しましたが独自路線を誇りとするルーマニア人は、民間伝承の発掘と忠実な保存にいっそう力を入れています。」

はて?「民間伝承の発掘と忠実な保存」が進められているわりに、日本語に翻訳されたものはごくわずか。
あちこちずいぶん探してみたのですが「ルーマニア民話」と銘打っている本は手持ちの1冊だけのようです。
東欧の民話集の中でもルーマニアの民話は数えるほどしかありません。
このことはとりもなおさず、ルーマニアと日本の精神的な距離を現しているのかもしれません。




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何を読もうかと、ああでもないこうでもないと逡巡した結果、ルーマニアに伝わる笑い話はどうだろうか、というところに落ち着きました。
絶えず隣国の脅威に脅かされ、為政者は目まぐるしく代わり、歴史に翻弄され続けてきたルーマニア人の笑い話には、神さまをも風刺の対象としてしまう図太さとおおらかさがあります。
痛烈な皮肉と笑いは、身を守る術のなかった多くの民衆にとって最大の武器だったのかもしれません。


まずは清水雅己さんの解説で、同氏が撮りためたスライドを楽しみください。
世界70か国以上を訪れ、生活された経験を活かして様々な講演会や企画プロデュースをなさっている清水さんのお話でルーマニアを身近に感じていただいたあと、コンサートを始めさせていただきます。




12月20日(日) 清春 旅と空想の美術館 山梨県北杜市長坂町中丸 1543-58
                                         TEL 0551-32-8188
 

           「ルーマニアの旅 クリスマスの朗読&音楽会」

                  14:00 〜 スライドトークショー &  コンサート 3500円(入館料込)

                               
            リコーダ演奏 武藤哲也     朗読  岡埜葡萄


          


ハンガリーの作曲家バルトークが採譜したルーマニア民謡を中心にしたリコーダー演奏。
トルコやロマの影響を受けたと思われるルーマニア民謡の多くは、滑稽でありながらどこか憂愁を感じさせるものが多いように感じます。世代を超えて歌い継がれてきた民謡もまた、ルーマニアの人々にとって、「ルーマニア人であることの証し」だったのかもしれません。
どんな権力も圧力も、民話や民謡に込められた真実の思いを変えることはできなかったのでしょう。

そして、笑い話。
ページ数にしてわずか1ページにも満たないものから、ロングバージョンまで(笑)
笑いを誘う、のどかで素朴な笑い話がある一方で、風刺と皮肉がたっぷり盛り込まれた笑い話には、辛いことを笑い飛ばすことで、翻弄される歴史を乗り越えてきた民衆のたくましさが感じられます。

軽妙なリコーダー演奏によるルーマニア民謡と合わせたらどんな感じになるのかしら。
ちょっとわくわくしてきました。
私たちのわくわくが、お越しいただいたお客さまにも伝わりますように!
そして一人でも多くの方に御来館いただき、ルーマニアという国に親しみを感じて頂ければと願っております。




お問い合わせ・ご予約は同美術館 0551-32-8188 
もしくはスタジオ・パパリン 0266-79-5532までお願いいたします。





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ルーマニアは ローマからきた 国の名前、、と
いい加減な知識で覚えていますが、、

ジプシーの事を ロマー二といいますけど
パリでスリにあったときに警察で
「あれは ロマー二だった、、」といったら
女の警官の態度がちょっと 硬化したように感じ、、、
あとでおもえば ソノ警官も 浅黒く
きっと そっちの血筋だったかと、、
ロマーニってことばは 差別用語だったかもね〜
katananke05
2015/12/10 11:55
◇katananke05さん

お返事が遅くなってごめんなさい!!
なんだか毎日忙しく、ゆっくりPCを開く時間がありませんでした(/_;)

ルーマニアと聞いても、すぐにはぴんと来ませんね。私の場合はやっぱりドラキュラとジプシーでした。そうか、ロマーニって差別用語だったのですか。
私もイタリアに行ったとき、物乞いには気をつけなさいと、いろんな人に口を酸っぱくして言われたことがありました。ルーマニアの人口にロマの人々が占める割合は結構多いようですが、出自を明らかにしたがらない傾向も強く、はっきりしないようです。ロマと聞けばやはりあの旋回するような旋律とメロディーのチャルダッシュが有名ですが、音楽的に恵まれた才能をもった人々でもありますね。
何物にも縛られることなく、自由に生きるということで差別という代償を払わなければならなかったロマの歴史にも興味を覚えます。今日はいよいよコンサートの日、ルーマニアについていろいろ学べそうです。
aosta
2015/12/20 06:30

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