消えがてのうた part 2

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zoom RSS 美貌の薔薇

<<   作成日時 : 2012/06/26 22:30   >>

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この春、植えたばかりの薔薇に蕾がつき、連日の雨の中で、少しづつ、でも確実に膨らんでいきました。


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わずかにほころびかけた段階で、すでに溜め息が出るようなこの色。





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          透き通るように淡く繊細なピンク色の蕾に、青く憂いが差しています。
          繊細な花びらが、雨に打たれて痛みはしないかと、そればかりが気になって、
          日に何度も庭に足を運びました。






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          そして台風が去った朝、雨に洗われた清浄な空気の中で、
          凛と辺りを払うような気品に満ちた花が開きました。
          


          ふわりと重ねられた和紙のように、薄く翳りを帯びた繊細な花びらのこの薔薇は、
          1984年にドイツで作出されたハイブリッド・ルゴサ、Schneekoppe(シュネーコッペ)です。
          ドイツとポーランドの国境近くにある山に因んでつけられた名前というけれど、
          直訳すれば「雪に覆われた山の頂き」とでも言う意味になるのかしら。
          寒さに強いルゴサ系のこの薔薇は、pavement(舗道)脇に植えられることが多かったことから
          Snow Pavement と呼ばれることもあると聞きましたが、それでは少々味気ない。
          私はドイツ語のSchneekoppeという呼び方のほうが、何倍もこの花に似合っていると思います。


          そしてこの薔薇が素晴らしいのは繊細な花容だけではなく馥郁とした深い香り。
          スパイシーなのに柔らかい、相反する印象の香りが陶然とひとつに融け合っています。

          半八重の花が開ききると、花芯には輝くような金色のシベ。
          明るい緑色の葉にはルゴサ特有の葉脈。
          ルゴサ(ハマナス)と言えば棘がきついと言うイメージですが、この薔薇の棘は
          (まだ新苗だからかもしれませんが)一般のルゴサよりおとなしいような感じです。
          秋には真っ赤なローズヒップが楽しめるこの美貌の薔薇に、早くも私は一目ぼれ。








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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
>青く憂いがさしている
ほんとうにそうですね。
この滴をおび、ほころびかけた薔薇のうつくしさ。
>雪に覆われた山のいただき
屹立と自然の厳しさに耐えているイメージです。
AOSTAさんを惹きつけた深い香り、気になるところです。
すこし体調が良くなるとつい夜更かししてしまっています。しかしまた明日からは10時就寝心がけます。aostaさんもくれぐれもお体には気をつけてください。
bunbun(中ぶんな)
2012/06/26 23:24
どのように形容しようかと言葉が継げないくらい美しい色ですね。それに雨の水滴がより清潔感を与えているように思います。
このバラが、あの甘酸っぱいホッとするようなローズヒップになるのですか。本当に私ときたら食い気ばかりで、花のことにはとんと弱いのです。これからローズヒップをいただくたびにこのバラの色を思い出すだろうと思います。
気品と清楚な色気を感じさせるお花ですね。『スパイシーなのに柔らかい、相反する印象の香り』、いつかその芳しい香りを味わってみたいです。
でもやはり、朝一番にそれを存分に味わってほしいと薔薇自身が心にかけるのは、普段愛情をかけ続けているaostaさんに他なりません。日々のお疲れが癒されますように。
アルト笛
2012/06/27 00:32
おはようございます!

シュネーコッペ、名前は聞いたことがあったのですが、こんなに美しいバラだったのですね!
私も青味がかった深みのあるピンクって大好きなんです。
明るいピンクだけのピンクよりもしっとりとしていて深みがあって、見てるだけで余りの美しさに胸が苦しくなりませんか。
きっと下界で見るシュネーコッペよりも色が深いのでしょうね。
外側に反って開く花びらも素敵。
そしてaostaさんの文章が素晴らしくて、まるで私がバラの前に佇んでいるような錯覚に陥りそうです。
目を閉じると香りまで漂ってきそう!

このバラは雨でもボーリングせずに咲いてくれるのも嬉しいですね。
何度も庭に出て様子を見に行きたくなる気持ち、分かります。
ヒップも楽しみですね。どんな形&色なのでしょうか。
Napoli
URL
2012/06/27 06:47
おはようございます。
シュネーコッペ、咲き始めたんですね。
やっぱり上品。
匂い嗅いでみたい〜。
月曜日にUtanさんと原村に行っていたので、いらっしゃるかと思って連絡してみたんですが、お留守だったようでお会いできなく残念でした。
またの機会にお庭拝見させてくださいね。
PJmaam
URL
2012/06/27 09:20
きれいな色〜!憧れちゃいますね。 見方によって色が違っていたり、濃い部分が合ったり薄い部分があったり。 想像するに香りも芳醇そうな気がしますけど、どうでしょうか? オレンジと黄色のバラが好きだけど、こういった色も好きです。最近は茶色もあり目移りしちゃいます。
mint
2012/06/27 23:25
◇bunbunさん

おはようございます。
コメントありがとうございました。

この花のような青みがかったピンク色、他のルゴサにはない色です。
この花の作者が「青」を意図していたわけではないと思うのですが、
「青い薔薇」として知られるスターリング・シルバーの花色に似ているような気がします。
花の色、クシュクシュした感じの花びら、豊かな香り、100点満点、私の好みです(^^♪
aosta
2012/06/28 05:46
◇アルト笛さん

>雨の水滴がより清潔感を与えているように思います。

開花したあとの台風でしたら、花も傷んだでしょうが、幸いまだ蕾でしたので、あの激しい雨風を耐え忍ぶことが出来たのだろうと思います。
薔薇に限らず、雨のあとの輝く水滴は、花たちをより一層素敵に見せてくれますね。

ローズヒップは、薔薇の実の総称で、観賞用のものと、食用に適するものとの違いがあるようです。ルゴサ系の薔薇は、ハマナスの改良種ですが、すべてのルゴサがハマナスのように大きくて赤い実をつけると言う訳でもないようです。このシュネー・コッペはかなり大きい実をつけるようです。でも、たくさん実をつけさせると、次の年の花が少なくなるので、庭植えの薔薇の場合、食用目的で実を採るということはあまりないかもしれません(^^♪

咲き始めの香りがね、本当にすばらしいんですよ!
でも、香りを言葉で表現するって、なんて難しいんでしょう。
この薔薇はあまり大きくならないので、鉢で育てることもできると聞きました。
アルト笛さんのお庭にもひと株いかがですか?
aosta
2012/06/28 07:31
シュネーコッペ、、
aosta sanのお庭は聞いたことがない 品種ばかりのバラが
ありますね、、 こちらではきっとこんなに 情緒アル風情では
さいてくれないのでしょうが 秋の 実も きれいだというし
かおりもすばらしいしで 私も欲しくなりました、、
つるではないのでしょうね、、
カタナンヶ
2012/06/28 10:09
ん〜〜ん、いいですね〜〜〜。
まるで、シュノービッチェンが頬を薄いピンクに染めたような。
takasi
2012/06/28 15:49
◇Napoliさん

こんばんは♪
外側に反って開く花びらと聞いて、真っ先にラ・フランスを思い浮かべました。
私、この花も好きなんですよ。ラ・フランスの花びらも薄いように見えますが、開き方はやっぱり、さすがのHT方ですね。でも整った剣咲きではないところが私には魅力です。
シュネーコッペのゆるい感じは最高です。ふわふわ、ゆるゆる、くしゅくしゅ・・・といったニュアンスが好きなのですが、耐寒性を第一に薔薇を選ぶと、かならずしも好みの薔薇と一致するわけではないのが残念です。ルゴザで今欲しいのは十六夜薔薇です。村田さん、じゃなかった姫野バラ園では、十六夜薔薇の扱いがないことが残念です。

シュネーコッペのローズヒップは、コロンと丸い実を上下から押したように少し扁平な形をしています。ハマナスの実とほとんど同じ感じかしら。
この薔薇は新苗なので、本当は花を咲かせない方がいいのでしょうが、どうしても花が見たくて、ついつい・・・。でも実はつけさせないように、花が終わると同時に切り取りました。
実を楽しむのは、もう少し木が大きくなってからのお楽しみです。
aosta
2012/06/28 22:34
◇PJmamaさん

こんばんは。
月曜日、原村にいらしてたんですね!お目にかかれなくて残念でした。
実は月曜日、ボンボンを病院に連れて行ったので家にはいませんでした。
前日、散歩から帰ってきたボンボン、薔薇の植え込みの中に倒れ込んだまま起き上がることができませんでした。2年ほど前にも同じような症状で、点滴に通いましたが、今回はその時よりちょっと重症です。年齢からすれば、こうしたことがあっても不思議ではないのですが、それでももう一度元気になって欲しい。結局、通院で往復させるのも負担が大きいと言う事で、昨日入院が決まりました。朝になっても夜になっても、ボンボンの姿がない、という、それだけでとても寂しくなります。

薔薇はまだ見ごろというところまで行きません。来週あたりがちょうどいいかしら。
そのころにはボンボンも退院しているかもしれません。また連絡させていただきますね。
aosta
2012/06/28 22:45
◇mintさん

おはようございます。

>香りも芳醇そうな気がしますけど、どうでしょうか? 

おっしゃる通り、とても豊かに香ります。
深いけれど重くはない。柑橘系の爽やかな甘さ花姿を裏切らない気品のある香りです。
mintさんはオレンジや黄色の薔薇がお好きなのですね。
残念ながら、我が家には、目が覚めるような鮮やかなオレンジやはっきりとした純粋な黄色の薔薇はないのですが、移り変わる色が絶妙なバフビューティーやアルキミストもきっと気に入って頂けると思います。また写真をアップ致しますので、ご覧くださいね。
aosta
2012/06/29 05:20
◇カタナンヶさん

>つるではないのでしょうね、、

つるではありませんから安心してくださいね(^^♪
木立性の薔薇で、暖地でも樹高は1、5mほどと聞いています。
横張りも多分1mくらいだと思います。基本的に咲くのは春ですが、返り咲きもあるようです。花、香り、実と三拍子そろった素敵な薔薇です。ただ苗を手に入れるのが少し難しいかもしれません。どうしても手に入らないようでしたらご相談ください。
因みに八ヶ岳の姫野バラ園では今年はもう手に入りません。
aosta
2012/06/29 05:28
◇takasiさん

ねね!いい薔薇でしょう??
シュネービッチェンはアイスバーグの名前が定着していますが、「白雪姫」という名前も大好きです。そう言えば、ほっそりとした葉っぱの形がシュネービッチェンに似てるかもしれませんね。シュネービッチェンにしても、シュネーコッペにしても、クールビューティーという言い方がぴったりの薔薇たちだと思います。
ドイツの薔薇は寒さに強いものが多いので、品種を選ぶときの大きなポイントでもあります。
aosta
2012/06/29 09:14
aostaさん、本当に本当にご無沙汰してしまいまして誠に申し訳ありません。ここ最近の心境の変化を二つほど記事にしたら、正式にaostaさんには再開のご挨拶をしようと思っていたのですが、記事の体裁を整える前の仮の掲載の状態で先にコメントいただいてしまい大変お恥ずかしいとともに、とってもとっても嬉しいです。
しかも、こんな美しい記事で再開できるなんて。
薔薇そのものがいくら美しくとも、写真や文章から伺える、細やかな世話や配慮がなければ、こんなに陶然とは咲かないものなのでしょう。自然と人間の手との幸福な融合を感じます。またお話できるのを楽しみにしております。
kero
URL
2012/07/01 07:31
◇keroさん

こうして再びお話が出来ることが私も本当にうれしいです。
更新が滞っていた間ももしかしたら、という期待とともにkeroさんのブログには時々お邪魔しておりましたので、昨日新しい記事と「再開」の文字を発見して思わずコメントさせていただきました。ギュンター・グラス!、やっぱりkeroさんだ!!と思いましたよ。

シュネーコッペの写真を楽しんでいただけたとのこと、写真を撮ったのはP氏です。
薔薇の美しさがそのまま写真になって、本当にいい写真です。
薔薇に限らず、花が咲いたことを報告する相手がいる、という事は幸せだなと思います。
keroさんとシュネーコッペの美しさを共有できたことは、何よりの喜びです。
しばらく花のブログが続くと思いますが、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
aosta
2012/07/01 11:36

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