消えがてのうた part 2

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zoom RSS 耳の中の緑の帆 (クリちゃんのおはなし)

<<   作成日時 : 2010/06/26 15:50   >>

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ある日学校から帰ってきたクリちゃんは思いつめたようにお母さんに言いました。

「お母さん、僕の耳ね、この頃ずっとムズムズしてるの。中に、何かいるみたいなんだけど・・・」
いつもランドセルを下ろすやいなや、おやつに直行するクリちゃんにしては珍しい事でした。

「何かいるって・・・ 虫でも入り込んじゃったのかしら?」
お母さんは、昔、耳の中に小さな虫が飛び込んで、ひどい目にあったことを思い出しながら言いました。
「大丈夫。明るい方に耳を向けると、虫が出てくるのよ。」
そして膝の上にクリちゃんの頭を乗せると、窓から差し込む明るい午後の日差しの方にクリちゃんの耳を傾けました。
お母さんがまだ小さな子どもだったころ、お母さんのお母さんがしてくれたようにね。

「どう?まだ変な感じ?」
耳から虫が出てくる気配がないのをちょっぴり不安に思いながら、お母さんが尋ねますと
クリちゃんはけろりとした顔で答えました。
「うん、ムズムズはどっかにいっちゃった!もう何も聞えないよ。
でも、まだ何かいるみたいなんだけどな・・・」

「あら、まあ。」とお母さんは思わずつぶやきました。この子はまたお話しごっこをしているのかしら・・・
そこでおかあさんは言いました。
「クリちゃんの耳の中には、きっとおしゃべりな妖精がいるのね。」
クリちゃんは、ぱっと目を輝かせると、嬉しそうに答えました。
「そうか!いつもお話してくれるのは、妖精さんだったんだね。」

こんな話をした後後、クリちゃんは耳について何も言わなくなりました。
お母さんは少し安心しました。
学校ではちょっと変わっていると言われることの多いクリちゃんのことを愛しく思いながらも、
確かに、ちょっぴり空想が過ぎると思っていたからです。





画像






ところで、ほかの子供と同じように、クリちゃんは外で遊ぶのが大好きでした。
一人で草むらの中に潜り込んだり、背丈より伸びた草の中に寝転んで空を見上げていたりしていると、楽しくてなりません。
頭の上は、そこだけぽっかりと切りとったような青空が広がっています。
濃い緑色に生い茂った夏草は、まるで空の縁取りのようです。
その緑色の縁取りの中を白い雲が流れてゆきます。
クリちゃんは雲とだってお話ができると思っていました。
風にそよぐ葉っぱは秘密の言葉で話しかけてきますし、生まれたばかりの小さなバッタや、ひらひら舞う蝶も、赤と黒でおめかしをしたお洒落なテントウムシも、みんなクリちゃんの仲良しでした。


それなのに最近のクリちゃんは外に出ることが少なくなりました。お母さんが大事に育てている花の鉢が並ぶベランダで、にこにこしながらじっと座っていることが多くなったのです。
いつも、日が暮れるまで外で遊んでいるクリちゃんでしたから、お母さんはだんだん心配になってきました。
「ねえ。おうちにいるばかりで退屈しないの?」
「うん。だって一人じゃないもん。
僕が静かにしているとね、耳の中の妖精さんがいろいろなお話をしてくれるんだよ。」

妖精さん?
しまった!とお母さんは思いました。
この前思いつきで言った言葉を、この子は本気にしているんだわ・・・
お母さんは半ば呆れて、何を言おうかと思案していましたが、ふと誰かに呼ばれたような気がして、何気なくクリちゃんの耳元に目をやりました。

さらさらとした髪に隠れて、そこだけ日焼けしていない、真っ白なクリちゃんの耳元で、何やら小さな緑色の帆のようなものが揺れています。
緑色の帆?
そう見えたのは、しなやかな細い茎のてっぺんで揺らいでいる、開き始めたばかりの小さな葉っぱでした。
そしてその細い茎は、なんとクリちゃんの耳の中から伸びていたのです。
お母さんは、大きく目を見開いたかと思うと、物も言わずクリちゃんを自転車に乗せると、ものすごい勢いでペダルを漕いで、病院に向かいました。
当のクリちゃんはと言えば、自転車の後ろで、耳の中から顔を出している緑色の葉っぱと一緒に、気持ちよさそうに風に吹かれていたのですけれどね。



画像




さて病院につくと、お医者さんは少しも慌てず、ふむふむと訳知り顔で頷くと、葉っぱを傷めることもなく、手際よく葉っぱを取り出してくれました。
「草の種が耳の中に入っていたよ。いや、もしかしたら小さな木の実かな。
よほど耳の中が居心地良かっただろうね。ここが自分の場所と決めて、芽を出したんだな。」
クリちゃんはお医者さんが、そっと手の平に乗せてくれた種を大事に持って帰りました。

家に着くと、クリちゃんとお母さんは、その草の実を庭で一番日当たりの良い場所に丁寧に埋めました。
お日様の光と風、冷たい夜露と朝露のおかげで、小さな芽はぐんぐん大きくなり、緑濃い葉っぱをさわさわと豊かに繁らせました。
草だとばかり思っていた緑色の芽は、何かの樹だったのでしょうか。
樹はどんどん伸びて、今ではクリちゃんよりもっと大きく育ち、毎年白く透き通る貝殻のような優しい花を、枝々いっぱいに咲かせるようになりました。
そして今でも、クリちゃんにいろいろなお話をしてくれるのだそうです。
一体どんなお話をしているのかですって?

葉っぱの囁きはクリちゃんにしか聞えません。




おしまい。







クリちゃんは私の大好きな男の子です。
何か耳に入ってると訴えるクリちゃんをお母さんは病院に連れて行きました。
耳鼻科の先生が取り出してくれたのは、クリちゃんの家で飼っているハムスターの餌、つまり小さな雑穀の種でした。

そしてその種は、なんとクリちゃんの耳の中で発芽していたのだそうです。
さすがに葉っぱまでは出ていなかったようですが・・・
嘘のように聞えるかもしれませんが、本当の話です。
この話を聞いた時、ふいに私の中で緑の葉っぱが誘うようにそよぎました。
そして昨日のコメントで、草の中を潜るのが好きな男の子の事を書いて下さった方がいらっしゃいました。
一晩寝て起きたら、クリちゃんとこの男の子が一緒になって、こんなお話になりました。

写真は、書記さんから頂いたレッド・オーク。
ドングリです。
芽が出るまで暗い所に置いて、毎日水をあげてね。
という言葉を守って、芽が出てくるのを今日か明日かと楽しみにしていたところ、
やがて小さな芽が出て、大きな葉っぱになりました。
残念ながら耳の中からではなく、普通に土の中からでしたけど(笑)。




☆「耳の中の緑の帆」 苺ちゃんのおはなし → http://folli-2.at.webry.info/201007/article_1.html





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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。実話をもとにしたお話なのですね。耳の中で雑穀が発芽とはびっくりです。男の子の耳がとても居心地が良かったのか、それとも妖精さんのいたずらだったのか・・・。わずかなコンクリートの隙間でさえ、芽生える植物の生命力を思います。
読んだ事はないのですが、ボリス・ヴィアンの「日々の泡」という小説が思い浮かびました。主人公の青年と結婚したばかりの少女の肺に睡蓮が生えてしまうお話です。確か映画にもなりました。事実は小説よりも奇なり、なのかも知れません。
P氏さんのご病気大変でしたね。輝く庭のように、お元気になられますよう。
琳々
2010/06/26 21:26
◇琳々さん

おはようございます。
はい。一応を実話元にしていますが、耳から出てきた種が発芽していたという事以外は全部捏造(笑)です。お医者さんが、どの程度の状態を「発芽」と表現したのか知りませんが、私にとっては素敵にファンタスティックな「ものがたり」でした。
肺に睡蓮が生えている少女のお話も私をひどく誘惑しました。ボリス・ヴィアンと言う名前はどこかで聞いたことがあるように思いますが、まだ読んだことのない作家です。
映画にもなったと言うお話ですが、これも全く初耳でした。
内容から想像するに、活字で読んでみたいと思います♪

>P氏さんのご病気大変でしたね。

ご心配くださってありがとうございます。
明日は再検査です。何か結果で出ることを期待しています。
aosta
2010/06/27 05:22
aostaさん、おはこんにちょは♪
そうか!種も生きているんですよね。
命のささやきは、クリちゃんにはどんな風に聞こえたのでしょうね。
 私は小さい頃、スイカの種を食べるとおへそから芽がでるよ〜。と祖母に言われ、ものすごくドキドキしたことがあります。

再検査の結果、私もお祈りしています。
ちょろえ♪
2010/06/27 08:29
こんにちは。

>毎年白く透き通る貝殻のような優しい花を、枝々いっぱいに咲かせました

この樹は、ハナミズキあたりでしょうかね!?
お話、とても素敵です。心温まるようで・・・。
素敵な童話です。

ご主人がお元気でありますように。
harukaeto
2010/06/27 16:02
子どもに聞かせたなら、しんと耳を澄まして聞くでしょうね。種が耳で発芽することがあるなんて。それを植えたなら大きな木に。そして、草の中を潜るのが好きな男の子を書いていただき、私、とても元気をいただきました。二男はさまざまな中を潜りましたが、このお話から、二男もいつかきっと白く透き通る貝殻のような優しい花をつけてくれると希望を頂きました。有難うございました。

庭に植えたドングリの木が2bばかりになり、その木のまわりに丈が10aばかりのドングリの木たちが4本ばかり生えています。もうすこし大きくなったら、どこかへお引っ越しします。

「万事あい働いて益」となりますようにお祈りいたします。
bunbun
2010/06/27 17:21
レッドオークが実をつけるまで、皆で頑張って生きていたいものですね♪
書記
URL
2010/06/27 21:59
まぁ、素敵な物語!!
あの時の芽が、立派な樹に成長した姿を想像して、なんだかとても楽しい気持ちになりました^^
優しい物語を、ありがとうございます。
息子にも早速読み聞かせましたところ、かなり照れて、でも嬉しそうに笑っておりました。

ご主人さま、大変でしたね。
再検査の結果・・・胸なでおろせますように。
そら
2010/06/27 22:25
◇ちょろえ♪ちゃん

おはこんにちょは♪
お臍からスイカの芽が出てきたら、これもびっくりですよね〜。
昔スイカの種を飲むと盲腸になるとか言いませんでしたか?
命のささやき・・・種はエネルギーの塊ですものね。
私も種のお喋りが聞けたら、元気倍増かもしれません(笑)
aosta
2010/06/28 06:04
◇harukaetoさん

コメントありがとうございます。
>この樹は、ハナミズキあたりでしょうかね!?

白いハナミズキの花は青い空に良く映えて本当に綺麗ですね。私も大好きです。
クリちゃんの耳の中から生えてきた樹の花は、もう少し淡くて幻想的なイメージかしら。
実際には存在しない樹、どこにも咲いていない花です(笑)。
今日は結果が出ることを期待して再検査に言ってまいります♪
aosta
2010/06/28 06:10
◇bunbunさん

種が発芽するときってどんな音がするんでしょうね。
テレビなどで早発芽の瞬間を早送りの映像で見ることがありますが、音を聞いた記憶はありません。きっと、ひそやかで希望に満ちた小さな音がするのでしょうね。
bunbunさんのコメントを勝手に拝借して、クリちゃんのイメージと重ねてしまいました<m(__)m

bunbunさんもドングリを育てていらっしゃると伺い、嬉しくなりました。
写真のドングリは、レッド・オークといって、とても大きなドングリができるんです。
書記さんはこのレッド・オークの実でいろいろアクセサリーを作っていらっしゃるんですよ。
ドングリのペンダント、ピアスなど、私のお気に入りです♪
aosta
2010/06/28 06:16
◇書記さん

>レッドオークが実をつけるまで・・・

この小さな芽が大きく育って、鈴なりのドングリを付けるのはいつになるのかしら?
どう計算しても私たち、かなりの年になりそう(;一_一)
aosta
2010/06/28 06:27
◇そらさん

勝手にお話にしてしまってすみません。
クリちゃんと一緒に読んで下さったなんて、とっても嬉しいです♪
クリちゃんのお耳の中で発芽した芽は、まだ緑色にはなっていなかったとは思いますが、小さな芽がちょこっと顔を出していた、という感じだったのかしら・・・
ハムスターのエサ、と言うからにはもしかしたらひまわりの種だったりして。
お医者さんはその種を捨てた、と見せてこっそり自分の庭に埋めていた・・・・
など考えると、また別のお話が生まれてしまいそうです。
aosta
2010/06/28 06:35
なんて素敵な童話何でしょう♪
読み始めて一瞬のうちにクリちゃんワールドに引き込まれました。
お母さんとの温かな時の流れ、小さな葉っぱがクリちゃんという男の子の耳で揺れている様子…大人も子供もきっと大好きになる絵本みたい!!
もっと続きを読みたい気分です〜。
ご主人さまの治療方針が検査で1日も早く確立されますように。
coco
URL
2010/06/29 09:25
耳から緑の帆が出ている男の子の姿を思い浮かべると、
なんだかふふふと笑いたくなります。

クリちゃんが病院から新しい命を持ち帰ったように、
P氏の病が癒えた時に、新しい何かがさずかっていますように...
回復をお祈り申し上げます。
ぴぴん
URL
2010/06/29 10:48
◇cocoさん

お返事が遅くなりましてすみませんでした。
「クリちゃんワールド}!そんな風に感じて頂いて嬉しいです♪
おはなし自体は、もっとファンタジックな展開があった方が面白いのかもしれませんが、一番大切にしたかった「耳の中から葉っぱが出ている」イメージが希薄になってしまうような気がして、こんなふうにシンプルな物語になりました。
P氏も少しづつではありますが、快方に向かっております。
ご心配頂きありがとうございました。
aosta
2010/07/01 16:38
◇ぴぴんさん

コメントありがとうございました。
ご無沙汰したままで申し訳ありません<m(__)m>

>なんだかふふふと笑いたくなります。

私も耳から覗いた緑の帆が、風にひらひら揺れている光景を思い浮かべると、自然と口元がほころんで来てしまいます。もし本当にこんなことが起きたら一大事ですが、物語の中ではなぜかとても幸せな気分になる場面でした。

>P氏の病が癒えた時に、新しい何かがさずかっていますように...

一時期は、このまま資力を失うかもしれないと、本気で考えたこともあったようです。何かを得るためには、何かを手放さなくてはならないとしても、この選択は彼にとって重いものであったことと思います。幸い、わずかではありますが、快復の兆しも見えてまいりました。今回の経験は私たちにとって、今まで気づかなかったことに気がつかされたという点で、ある意味では、幸せな経験をしているという不思議な実感があります。
aosta
2010/07/01 17:07
はたしてこちらに感想を書かせて頂いてもよいものか、しばし悩みましたが、コンサートはこれからでもありますし、お話しの感想はこちらがいいかな、と思いこちらにお邪魔しました。今は2016年なのですが、ごめんなさいね。ずい分ブログ歴長いんですね!驚いています。前置きが長すぎました、、、。すみません。

さて、早速読ませて頂き、わあ、すてき。と思いました。
クリちゃんの様な男の子とお友達になりたいなあ。
実話をもとに、コメントからインスピレーションを得て書かれたというこのおはなし、とてもよく書かれていてまるで児童文学作家さんの作品のようですね。
子どもはこの世に生を受けてからまだ数年、、。いのちある全てのものとのつながりが深く、境目があまりないというか、、。クリちゃんはホントそんな子の様に感じます。<濃い緑色に生い茂った夏草は、まるで空の縁取りのようです。
その緑色の縁取りの中を白い雲が流れてゆきます。>これはaostaさんご自身の子供時代の体験でもあるんですか? クリちゃんにしてもaostaさんにしても、こんな風に空を眺めるその静かで一人だけの時間て大事ですね。お話しを読みながら自分自身の子供時代の、他愛もない瞬間、瞬間のぼんやりとした思考を思い出したりしていました。そうやって時空を越えられるお話しはステキですね。
クリちゃんはきっと心の優しい男の子に育っていかれた事でしょうね。この木のことを自分から生まれた子供の様な気持ちで愛おしみながら育てていかれたことでしょう。そして、たとえ思春期になったクリちゃんが同世代の友達とちょっと話題や感覚が合わないことがあったって、この木のそばで静かに心で会話していたら、クリちゃんは落ち着いて、自分を大事にしていかれるのでしょうね。
どんどん空想してしまいました。
素敵なお話しを読ませて頂き、ありがとうございました。
keikoさん
2016/04/07 09:59
◇keikoさん

なんだかこちらまで呼び出してしったようで申し訳ございませんでした。
でも物語の深いところまで読み取って下さり、暖かくて素敵な感想をいただき、とてもうれしいです。
自分で言うのも可笑しいですが、クリちゃん、本当に可愛いですよね。
クリちゃんの耳の中で発芽していたという雑穀の種は、見えるか見えないか、ほんのちょぴっと白っぽい芽がのぞいていたという段階で耳から取り出されてしまったそうです。耳の中で発芽する、という事実がとても素敵でしたし、クリちゃんの感性がほかのお子さまになかなか受け入れられないことで、悩んでいらしたお母様を応援したい気持ちも重なって生まれたお話です。一度もあったことのないクリちゃんのイメージに長男のイメージを勝手に重ねました。だからクリちゃんはクリノスケ君であると同時に私の息子でもあるのです。

>子どもはこの世に生を受けてからまだ数年、いのちある全てのものとのつながりが深く、境目があまりないというか・・・

このお言葉に深く感じ入りました。
実はつい先日、遊びに来た主人の姪の子供の話なのですが、彼女がまだ2歳ころのこと、古い電気こたつの中から這い出してきて「この中ってあったかくて赤くて、お母さんのおなかの中みたいだね。」といったのだそうです。昔の電気こたつって、ほら、「赤外線炬燵」とかいって赤い光が出ていましたよね。赤く暖かい場所はお母さんのおなかの中にいた時の子宮そのものだったのでしょうが、まさか・・・ね??
aosta
2016/04/10 10:03
◇Keikoさん

続きです。
私、何年か前に「胎内記憶を語る子供たち」というドキュメンタリーを見たことがあります。でも姪はその映画を知らないと言っていました。映画を見た時点では半信半疑だったわたしですが、まさか姪の子供がそんな記憶を持っていたなんて思いもかけず本当にびっくりでした。映画では、個人差はあれ、だいたい2歳を過ぎるとどの子もお母さんのおなかにいた時の記憶を失うと言っていましたが、不思議過ぎます。
ええ〜っと、ちょっと脱線してしまいましたが、私が書きたかったことは、つまり、子供って確かに「いのちある全てのものとのつながりが深く境目があまりないのでは」というkeikoさんの感想に共感するところ大だったということです。

>これはaostaさんご自身の子供時代の体験でもあるんですか?

はい。まさしく!(^^)!
子供のころ庭いっぱいに群生していた紫苑の花群れの中に座って、空を眺めているのが好きでした。紫苑の花って小さな子供の背丈より高く伸びるんです。薄紫色の花が青い空の色に溶け込んでいくようで、緑色の葉っぱがまるで額縁のように見えました。あの頃のことを思い出すたび、しみじみ幸せな時間だったな、と思います。

ブログは06年から始めました。途中で管理画面に入れなくなり、やむなくpart2として再開。現在に至っています。もう10年以上になったことに自分でもびっくり。当初は毎日更新していました。生活が変わり、ブログも変わらざるを得なかったのですが
現在のブログとはちょっと趣が変わって、もっと私的な感じの文章が多かった。心の中でつぶやくようにして書いていたあの頃が懐かしい。
aosta
2016/04/10 10:12

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